遂に鳥取県、三徳山投入堂&鳥取砂丘で締めくくった四十七都道府県歴訪の旅路

四十七県制覇の旅の最終章、徳島/鳥取旅行の後編.-

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前編:徳島県内旅行記  <<2015年10月16日投稿:画像は記事にリンク >> 初めての徳島県で大塚国際美術館を訪れ、名画の数々と2ショットに収まり「最後の晩餐」を食べてきた >>

徳島から鳥取への長旅につき、朝、何時にホテルを出ようかと思えば・・

ホテルの朝食が7:00からとの事で、それに合わせるような感じで8:00過ぎの出発。

カーナビでどうやって行こうと検索すれば・・種々なルートが。鳥取砂丘コナン空港からの飛行機は18:40だし、

急ぐ必要はないながらも、あまり鳥取滞在時間が短いのも「・・・」という事を勘案しながら、最安値のルートを選択。

カーナビに(想定)所要時間8時間30分と表示され、「んなっ、アホな、、」とかツッコミを入れつつ

距離が280km程度の表示であったので、平均時速70kmで4時間(+α)かな、といった腹積りで、いざ出発・・

一路西へ、そこから北へ北へ、その道遥かなる・・

土地勘がないだけに経路の一切はカーナビ任せでモニターに記された経路は、徳島市から坂出市で四国を離陸。

瀬戸内海沿いを走るのは風情があるものの、地方では多い片側1車線道路主体で、やがて一連の運転動作に飽きが出ながらも、

そこは最近マイブームのMNEMIC のサウンドに刺激を得るなどして、道中を楽しむ。

「ようやくかぁ〜」と、四国→本州の接続地点:瀬戸大橋に到達。

各車輌、結構な速度を出しつつ橋の柵が低めにつき、ハンドル操作を誤ったら瀬戸内海にドボンといった情景が想起される中、

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快適に瀬戸大橋を北上中.-

されど、この眺めは残しておきたい・・ と、しばし悩ましき誘惑に駆られ、それに従うなどして、程なく本州に帰還。

料金所で「四国と本州って、有料でないと移動出来ないんですか?」と係員の方に問えば

「区間にも拠るものの、ここが一番安い。」と、3,600円。結局、唯一の課金ポイントでしたが、

あとは殺風景な高速沿いに景色に脇目を振るより、日本の街並み/風景を瞼に写しながら続きを楽しみたいと下道をひたすら。

徳島→鳥取間で、唯一、岡山駅周辺は渋滞でスローダウンしましたが、他の区間は概ね快適に。

が〜、いかんせん長い、、(鳥取砂丘コナン空港でレンタカー返却した際の2日間の走行距離数386kmでした)

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まだ、あと鳥取まで123km〜

途中、適度に休憩などを挟みつつ延々、岡山県を縦断する形で北上。

プロセスを楽しむ

そんなこんな時計の針は12時、13時と過ぎていき・・「いよいよかぁ〜」となったのが、結局5時間強。

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あと100km〜

当初の希望に鳥取県内で要所を観光する事も含まれていましたが、何より県内に入ることに大きな意義があったので

その意味でも時間を惜しんで早々に現地入りするよりは、徐々にゴールへ近付いている感じ =

プレリュード(前奏曲)が長くなったのは、旅程のデザインとして良かったと思います。

ただ、ここで想定外の事態発生、、

新幹線で静岡横断時に感じる「まだ、静岡かぁ」の感覚の如く、「長いぞ、岡山っ」なんて感じながら運転中

本来であれば、道路標識に県境で「鳥取県」とか、カーナビのアナウンスで「鳥取県に入りました」といったもので、

その瞬間をゴールのイメージを重ね合わせていたものの、やがて飛び込んで景色に「鳥取土産あります」といった壁面広告を発見、、

「何だ、(鳥取県に)着いちゃってたかぁ」と、拍子抜け。

四十七都道府県巡りを振り返る

それはそれで、すぐに気持ちを切り替えて、四十七都道府県制覇を達成出来た喜びにじんわり浸る。

「日本人で、四十七都道府県全部行った人って、どれ位いるのかなぁ」とか、

周りで何人かいますが、性格リフォーム心理カウンセラーの心屋仁之助さんのように、その事を自慢の一つに数える人もいれば

淡々として語る人もいて、どちらかというと「静なる喜び」といった予想をしていましたが

確かに自分自身しかそれを証明するものはなく、自分の中で達成出来そうな見込みをじわじわと意識していって、

最後は地図の空白を埋めていった感じなので、誰かと感慨をシェアするよりは、自分の中でじんわり盛り上がるのが、蓋然性の高い着地点であるような。

それでも、ここ数年「実現したい!」と、折に触れ意識していたことなので、達成感は帰京後、数日経っても持続しています ^^

崖に佇むその眺めとは・・

鳥取県内に入り、まずはカーナビの目的地として入力していた「三徳山投入堂」へ。

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三佛寺鳥居.-

三佛寺鳥居を通過し、カーナビに案内終了の旨を告げられ、

見回せば「ここなら大丈夫でしょう」と、道路端に駐停車車輛が並んだ一角の中にスペースに縦列駐車して、

人の流れに沿って、山中へ。

程なく入場口にぶつかり、入山料400円の表記。窓口の方の話では、「投入堂まで2時間かかる」と。

そこまでの余裕はないことから「外から見れませんでしたっけ?」と問えば

「駐車場のところから、かすかに見えます。」との回答。

「かすか」でも、見えるならそれでいいかなと、

再び駐車付近地点まで戻り、先ほどと逆側に歩みを進めれば、「ここかぁー」と標識(のようなもの)が。

とりあえず、遠くの方に目を細めれば「おー、あれだ、あれだ」と。

入場口の方に「かすかに」と、期待値下げて貰っていたこともあり、とりあえず、この場で来た甲斐を実感。

念のため現地事情通に「山を上がった方が良いか?」との問いを発すると「シンドイだけっすよ。。」との回答を得て、本件一件落着。

後から観測地点に来られた人に「あれですね」とか、ちょっと先輩づらしながら

記念撮影 ↓

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左肩越し、中央で木が低くなっているところの奥に ↓
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投入堂が見えます ↑ 画像は公式サイトにリンクしています。

そして最終目的地、鳥取砂丘

それでもって「鳥取に来たなら砂丘でしょう!」と、直感というのか定番というのか、

移動時間を考慮してフライトまで程よい残り時間と確認し、旅のエンディングがおぼろげに見え、安堵しながら車を更に北へ。

道中、「日本神話に出てくる・・」とのコピー(標識)に後ろ髪引かれ、白兎神社で寄り道して、

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日本神話の舞台にもなったとの白兎神社.-

いよいよ旅の最終地点、鳥取砂丘へ。

突然、「え”、ここ?」ってな感じで現地に到着。土産物屋脇の無料駐車場に車を停め

指示に従った先に広がった、その規模の広大さ。

まず何より、地面より、空の大きさに目が行きましたが

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一面に感じる空の広大さ.-

奥に立ちはだかる砂丘の重厚感のある佇まい。

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見据える先の砂丘.-

これは現地に来ないと描写が極めて難しく、正面から撮れば砂壁にしか見えないし、海を背景にすれば砂浜に見えちゃうしなと。

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人の大きさで雰囲気伝わるでしょうか・・

砂丘の上に何人かの人影が見え、行けるのなら 行くしかないでしょう ホトトギス と、砂丘に足を踏み入れる。

ただ、自分が上がろうとした場所が足跡のない急斜面・・

途中、何回か休みながらも、前に手を着くことはせず、晴れて砂丘の頂に。

実際は平面と大きな差はないのですが、急に空が近くなった感覚を抱き

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砂丘上での一葉。空が近いっ!、なんて見えませんかね・・

この旅で全般的に抱いていた感覚ですが、人の少なさから感じられた稀少性であったり、

高いところから眼下の世界に目をやる優越感のような感覚であったり、

四十七都道府県歴訪(といっても大半は観光なしの出張ですが)の旅の最終地点が、鳥取砂丘となった感慨のようなものも。

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夕暮れ時と重なり、気象条件に恵まれました@鳥取砂丘

しばし、一鳥取砂丘人と化して、後の予定(給油、フライト)に影響が出ない範囲で、その場に立ち尽くす。

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砂丘上から見た陸側(南側).-

P.S . 帰宅直後、靴の中を気にせず家に入り、家の中を砂まみれにして家族から大顰蹙を買った事は、ここだけの話しです(苦笑)

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そして、次なる旅へ

一旦、全県来たということで節目を迎えたことになりますが、「一巡したら終わり」とも思いきや

実態としては、まだ行っていないところの方が大半なわけで、早くも「次は・・」といった具合となり、終わりませんね(笑)

振り返ると、最も印象的であったのが、1980年代の角川映画のハードボイルドの主人公になったかの感覚を抱いた奄美大島での一泊二日の滞在となっていますが、

今回の経験から日本地図を見ながら、それぞれの場所で様々な思い出を呼び出せることは、貴重で感謝すべき事と感じています。

また、些細な内容でも訪問先で現地の方々との交流があると、長く印象に残り、こういったことも旅の醍醐味になっています。

日本をより好きになり、更に興味を深めた(輪島ってどうなんだろう?、熊野古道も気になるな etc)というのが、今の心情ですが、

こちらをお読み頂いている方でご興味に持たれた方には是非、四十七のすべてを回られる事を勧めさせて頂き、お互いの経験を共有出来る機会が訪れる日がくればと願うところです。

 


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