脱SNS依存の幸福論

多くの人に、空き時間や細切れの時間などに無意識的に始めている習慣ってあると思います。

私はFacebookをはじめとするSNSがそれに該当し、長く改むるべきと考えていた習慣で、このところ取り組みが奏功して、程よい距離感を掴めてきました。

使うメリットに、使うデメリット

SNSを始めたのはFacebookにアカウントを設けたのが2011年1月であったことから、先々月で5年が経過したことに。

そこから人の出会いに、関係維持に、情報の入手等々、享受したメリットは相当なもので、やっていなければ別の人生を歩んでいたことは間違いなく。

加入当初は「やらない理由がない」くらいの感覚で、未加入の友人等に勧めまくっていましたが、徐々にやらないという選択も理解出来るようになってきました。

SNSのデメリットは無目的で、例えば「誰か何か書いてるかな」といった感じでアクセスしてしまい、ついダラダラと時間を過ごしてしまうこと。

挙句、そこに書かれた、或いはやり取りされた感情を自分が貰ってきてしまい「しょぼん」とまではいかずでも、面白くない感覚に見舞われることは身に覚えのあることではないでしょうか。

Facebookのニュースフィードで描写されている内容、感情は千差万別。

人の感情/気分は、意識が及ばない無意識の部分によって形成されているそうですが、自分の感情と相反する感情と遭遇すると、感情が動いて疲労のもとになりがちであると思います。

そういった事の繰り返しが、特定の人に基づいていた場合、繋がりを促進するはずのSNSが逆効果に働いてしまいます。

SNSの方で用意している機能でカスタマイズすることも可能な筈ですが、フラットな状況でお互いの関係が発展していくことも大事であるように思います。

SNSを使うか、SNSに使われるか

(下記)引っ張ってきたのは3年前ほどの記事になりますが・・

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出典:SANKEI Biz x EX CONTENTS(画像は記事にリンク)

Facebookをやるやらないは幸せに関連性はなく、「やればやるほど・・」といった悪影響も指摘されており、同様の調査結果は何種が見た覚えがあります。

要は節度を持って使えているかがポイントとなり、自分で抑制出来る人であれば問題はないですが

「(昨今流行りの)アプリでそういうの無いかなぁ」なんて探していたら・・

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画像は App Store の検索結果をスクリーンショットしたもの

やはり検索があり、導入はしなかったものの、同じことを考えている人たちは、どうやら少なからずである様子。

選択肢としてのSNS

話しは冒頭部分に戻り、最近ようやくといった感じで、SNSの時間管理もコントロール出来るようになったのは

アクセスするタイミングを朝、昼、夕方、夜などの大区分で、それぞれ2回程度に限定。

アクセスしてもFacebookページへの定期更新であったり、コメントへの対応であったり、目的は明確に。

習慣でやってしまう画面スクロール及びニューフフィードから情報を検索する作業に気づいたら、その時点でストップするルーティンが定着しはじめ、自分なりの距離感が掴めてきました。

この過程で特に失われたデメリットは認識していませんが、メリットに関してはSNS上の感情を貰ってくる機会が減ったことから、過ごしやすい時間が長くなった感覚。

言葉で上手く表現出来ているか?ながら、自分が今、得ている感情は人に拠るものではなく、自分で生み出しているといったような感覚です。

改善を思い立ったのは、自分に落ち度がなくてもFacebookにアクセス出来なくなった場合のビフォー・アフターの落差を無くそうと考えていたこともありますが、

Facebook以外で築かれているネットワークにも留意するようになったのは、一つの発見でした。

Facebookと向き合う時間が長くなるほど、そこが現実のすべて(/相当部分)と錯覚しがちですが、(Facebookを)やっていない人が多いのもまた現実です。

なお、今回は私自身の利用状況に基づいて、SNS=Facebookのニュアンスで取り上げていますが、Twitter、Linked Inなど様々なSNSがあり、それらSNS一般を念頭に置き今回、書いています。

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まずは自分自身ありて:コネクトとディスコネクト

SNSは人と人とを繋ぐことを容易にしている反面、高城剛さんをはじめ多くの方が言われている通り、

他人と繋がるより、まずは「自分自身としっかり繋がっている」こと、に意識が振り分けられるべきなのでしょう。

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<< 2015年5月30日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんに学ぶ、誰と「つながる」べきかの本質:『SOUL RESET 魂の再起動』読了 ②

上掲の高城さん本や世間では「瞑想」の効用について取り上げられていますが、私個人はSNSの代替で、最近、何も情報を入れない時間に留意しています。

自宅だと人の出入りだったり誘惑の対象が多く、時間確保が難しいため、家の外にその場所を求めていますが

一番は誰でも自由に出入り出来、静寂が大前提である教会の聖堂。

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頭を空にするならのデスティネーション、教会。

宗教施設であるため一般的とは言えないですが、他でも図書館やシティホテルなどで人の往来が少ない空間など、探せば自分に合った空間は見付けられるように思います。

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ホテル内のバンケット付近の待合室など、人の出入りが少なく、落ち着いたスペースがしばしみられます。

程なく心が落ち着くこともあれば、考えごとをしていると、胸がそわそわして意識が落ち着くことに難儀したり

いろいろやってみての発見はありますが、今まで得られていなかった(頭と身体に良いであろうとの)新鮮な感覚は得られています。

何もしない時間の確保、しばし意図して効果のほどを検証してみたいと思います。

 


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