在オーストラリア日系企業活動の概要 ④
” 企業の現地化への取り組みについては製造業では52.5%、非製造業では55.8%の企業が「現地化を意識した現地人材の研修・育成の強化」を選択しており、多くの企業が現地における人材教育に力を入れていることが分かります。
また、「現地人材の登用(部長・課長級、店長)」を製造業が40.7%、非製造業45.7%の企業が選択していることからも、マネージメント・レベルでも現地化を進める傾向を見て取ることができます。
一方で現地化にするにあたっての問題点では「特に問題はない」とする企業が全体の24.9%となったものの、製造業で38.0%、非製造業で31.8%の企業が「現地人材の能力や意識」を問題視しています。
このように、現地化を進めたいという思いとは裏腹に現地人材の採用難といった課題も浮き彫りとなっています。”(出典:『日豪プレス』2016年3月)
前回(在オーストラリア日系企業活動の概要 ③)の内容を受けて、それを掘り下げた記述となっていますが
耳にした話しでは採用に関する問題の背景には労働観(国民性という言葉で代替出来るかもしれません)に関する相違もあるようで、
日本的な感覚の延長線でいくと隔たりを抱くことになるため、一般的なオーストラリア人に対する理解という視点が肝要であるようです。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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