オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの失業率(2016年4月)

オーストラリアの失業率(2016年4月)

” 豪政府統計局(ABS)は19日、4月の失業率(季節調整値)が前月比横ばいの5.7%だったと発表した。

エコノミストらは雇用者数が1万6,000人近く増えると見ていたものの、前月比1万800人増の1,191万7,200人とゆるやかな伸びとなった。

パートタイム雇用者が増加した。通常失業率の維持には毎月2万人の新規雇用が必要とされ、今回は失業者数の増加が微少だったことと労働参加率が変わらなかったため、横ばいにとどまったとみられる。

失業者数はわずかながら400人増の72万3,300人となった。失業者のうち、フルタイム求職者は横ばいの51万5,000人、パートタイム求職者は400人増の20万8,200人。

性別の失業率は男性が横ばいの5.7%、女性が0.1ポイント上昇の5.8%だった。

就業者数では、パートタイム雇用者が2万200人増の375万1,600人だった一方で、フルタイム雇用者は9,300人減の816万5,600人だった。労働参加率は64.8%とほぼ横ばいだった。

キャピタル・エコノミクスのアナリストは「過去3カ月、フルタイム雇用者が増えていない上に1人当たりの平均就労時間は史上最低水準となっており、仕事の質が低下していると言える。

就業者数が増えたとしても、今年の消費や経済成長は鈍化するだろう」としている。

同社は、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)はインフレ率に注目しているため、今回の結果は来月の利下げ可能性に影響しないが、8月にRBAが追加利下げするとの見方を変えていない。

■2州で悪化

州別では、クイーンズランド州(6.5%)と西オーストラリア州(5.6%)で上昇したほかは横ばいか低下した。特に南オーストラリア州は、依然として全国最高ではあるものの0.3ポイント低下の6.8%、タスマニア州は0.5ポイント低下の6.3%と改善した。”(出典:NNA.ASIA

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NNA.ASIA記事から転載

記事を見付けては投稿している(オーストラリア国内の)失業率ですが、今回は可もなく不可もなくと。

先日、総選挙が7月2日と発表されたことから与党(自由党と国民党の連立政権)としては

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出典:毎日新聞(画像は記事にリンク)

注視している指標の一つであると思います。

下掲の推移を見る限り、(慢性的な政治に対するものとは別途)不満が充満している状況でもなさそうですが、

記事に分析では、労働参加率に助けられている側面も指摘され、

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NNA.ASIA記事から転載

政策的に仕掛けていくなら、5月下旬から6月にかけては重要な時期となりますね。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の5月20日掲載分の記事です。

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