岩元貴久さんに学ぶ、身の周り半径3メートル以内にある幸せの知恵:『幸せはすぐそばにある』読了

数日前「読み始め」ということで ⤵︎

スクリーンショット 2016-05-25 14.51.16
<< 2016年5月22日投稿:画像は記事にリンク >> 岩元貴久さんに学ぶ、店名の見つけ方:『幸せはすぐそばにある』読み始め

お気に入り箇所をピンポイントでアップロードした『幸せはすぐそばにある』を読了.-

世の中に数多い、成功法則、自己啓発関連書籍が、大成功したカリスマ事業家や政治家、スポーツアスリートを事例に成功の秘訣を書き綴った内容となっているものの

これではセルフイメージをカリスマ成功者レベルまで持ち合わせていない多くの人にとっては、単に読み物で終わってしまうとして

本書で綴られているのは、

” ここで語られる成功法則や幸せになるための知恵は、私たちの日常生活の誰もが経験するようなシーンの中にあります。

しかも、それらはフィクションではなく、すべて実話のエピソードです。

そう、私たちの身の周り半径3メートル以内にある幸せの知恵です。”(p4-5)

として、著者の岩元貴久さんが、ご家庭であったり、仕事といった場を通じて得られた体験(全29編+コラム3編)から、

様々なご経歴を通じて得られたエッセンスを「誰でもすぐに日常生活に生かせることを目的として」書かれたもの。

なお、著者の岩元貴久さんは日米で企業を経営する立場に、人生哲学などを講演することなどで、ご活躍されています。

人それぞれ、求める「愛」の形は異なる

本書で、どのようなことが綴られているのかと言うと、例えば、夫婦で思いがすれ違う状況から

” 愛を言語と見なして、夫婦関係のカウンセリングをしているゲイリー・チャンプマン博士は、その著書『The Five Love Languages』の中で、5つの愛の言語を定義しています。

① 愛で表現する Words of Affirmation

② 氣を向ける時間 Quality Time

③ 肌の触れ合い Physical Touch

④ (プレゼントなどを)与える Receiving Gifts

⑤ 心遣い(配慮)Acts of Service

・・中略・・

人間関係において「愛」はとても重要です。これが夫婦間になると、なおさら重要であることはいうまでもありません。

そこで、私たちはそれぞれの愛の器を持っているとイメージしてください。この愛の器は、愛を貯めるものだと考えてください。

相手から愛を注がれる度に、その器に愛が蓄積され、愛が注がれないと、器から愛が減っていくものだと理解してください。

そして、愛の器が満たされていると、相手との人間関係は良好で幸せなものとなります。逆に空っぽだと、相手に対して不満を覚え、批判的になります。”(p105-107)

夫婦間で諍いが生じる時は、愛の器が空っぽで、無意識的に相手の氣を引こうと、それが非難するという形で現れるのだが

これに至るまでに盲点があり、愛には上記の5種類があるものの、人が求めている愛のタイプは異なるという実態がある。

本で紹介されている事例では、

” 私の愛の言語は、①言葉で表現するです。妻から「大好き」とか「いつもお仕事お疲れ様。ありがとうね」とか、

仕事がうまくいったときは「すごいね!さすがだね!」といか褒めてもらうのがとても嬉しいし、その言葉を愛と感じます。

このことは自分自身、これまで意識したことはありませんでした。

一方で私は、妻に愛情を伝える表現方法としては、④(プレゼントなどを)与えるを用いていました。

おそらくは映画やテレビドラマの影響などでしょう。女性に花を贈ったり、高価な宝石やアクセサリーを贈ると喜ぶ。

その喜びは、女性が愛情を感じたことによる反応だと思っていたのです。

もちろん、プレゼントを男性からもらうことで愛情を感じるタイプの女性もいます。しかしながら、世の中のすべての女性にあてはまるわけではないのです。

実際に私の妻は、⑤心遣い(配慮)を愛情と感じるタイプでした。

つまり、私は妻に、私が愛情と思い込んでいる(プレゼントを与える)ものを一生懸命注いでいたのですが、妻にとってそれは愛ではないため、妻の愛の器には注がれることはありません。

そうこうしているうちに、妻の「愛の器」はだんだんスカスカになってしまったのです。”(p108-109)

私も多分に、④ (プレゼントなどを)与える に偏っているように思いましたが、

引用箇所を読んで、愛は5種に大別され、人それぞれ求めているタイプが異なることを、今さらながらにして知り

「そういえば・・」などと、我が身を省みた次第 ^^;

スクリーンショット 2015-07-09 22.33.41

日常に潜む、目から鱗

引用したエピソードは出典を専門書に求めていますが、岩元貴久さんご自身がコーチであることから

コーチングをもとにしたアプローチ(解決)など、クロージングに至るプロセスは様々です。

身近な事例をもとにしている分、読者の多くが共感しやすい構成になっていると感じましたが

お子さんとの対話であったり、家庭内のエピソードが多かったとの印象から

所帯持ちであったり、パパさん、ママさんなどには、気づきが多く得られる一冊であるように思います。

 


Comments

comments