ミレニアル世代、平均就労時間は世界最短
” オーストラリア人の「ミレニアル世代(1980~2000年生まれ)」は、週の平均就労時間が世界で最低水準であることが、米人材サービス会社マンパワーの調べで分かった。
一方で、65歳を過ぎても働くと考えているオーストラリア人のミレニアル世代は、世界平均より多いという。25日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
マンパワーが世界の1万1,500人のミレニアル世代を対象に行った同調査によると、オーストラリア人のミレニアル世代は、週の平均就労時間が41時間と、世界平均の45.1時間を下回った。
仕事では「給料」「職の安全」「休暇の長さ」の3つを重要視し、同世代の3分の2が65歳を過ぎても仕事をすると考えているという。
70歳を過ぎても働くとしたのは17%に上り、75歳では8%となった。
また、転職の際は「新しいスキルの習得」を重要視するのが約4分の3に上り、約7割が今の仕事を辞めても3カ月以内に次の職が見つかると楽観的であることも分かった。
マンパワーのオーストラリア・ニュージーランド部門のフィッシャー社長は、一つの組織ではしごを上るのがキャリアと考える親世代と異なり、
ミレニアル世代は転職の合い間に休暇を楽しみ、今の仕事は次のキャリアへの足掛かりと考える傾向があるとしている。
同社長は「ミレニアル世代は親世代よりキャリア管理についての考え方がしっかりしている」と述べている。”(出典:NNA.ASIA)
オーストラリアに対して好感を抱いている方のうち、ライフスタイルを切り口とした側面からの方は多いと思いますが
ワークライフバランスも、その主たる構成要素となりますね。ただ、週の平均就労時間が41時間であるなら
就労日5日とした場合の1日当たりの就労時間8.2時間で、週のどこかで軽度の残業が発生するような感じでしょうか。
となると、焦点を当てるべきは他国の平均就労時間になるのかもしれません。
例えば、2011年の統計となりますが、OECD(経済協力開発機構)加盟国の労働生産性を国別に並べると、
オーストラリア(左側の黒円)はOECD平均を上回り、日本(右側の赤丸)は平均を下回り、労働効率はオーストラリアの方が高いということが読み取れます。
オーストラリア人に対する就業者意識は他国から評価されているとは言えないものの、学習できることはありそうです。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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