進化するVEGEMITE(ベジマイト)!?
” ベジマイトというオーストラリアでは、ソウルフード的存在のパンに塗るスプレッドについて、80年前からKraftが生産しているスプレッドで、ビールの発酵に使われたイースト菌と野菜が混ざった黒いペースト状の食べ物のことだ。
冷蔵の要らない保存食のため、塩がたくさん入っていて、日本の味噌のようなものだが、それをたっぷりとパンにつけて食べるのがオージーの昔からのお気に入りらしい。
しょっぱいのでオージー以外はあまり手を付けたがらない代物なのだが、こちらの製品が、時代の流れとともに売り上げが下がってきたため、塩気をもっとマイルドにしたチーズ入りのスプレッドを開発、販売した話が載っている。”(出典:『40からのMBA留学:オーストラリアでビジネスを学ぶ』65%、百分率は電子書籍のページ数)
今、読み進めている本で、オーストラリアでMBAに挑戦された方の体験記の課題として提示された書籍に登場したベジマイトの話題。
ベジマイトについては、昨夏にもトピックで取り上げていましたが ⤵︎
オーストラリア国内の人口は増えていっても、移民の受け容れに、海外生まれのオーストラリア人も(全体の)4分の1程度という実態を考慮すると、
ベジマイトの味覚に親しまないで育つ世代も相応の割合とみられます。
また、例えば日本で地方に里帰りされる方が、よく地元の名産品(北陸の魚介類であったり、福岡の水炊き、香川のうどん等々)を楽しみにしている手合いの話しはよく聞きますが、
オーストラリア居住経験者、オーストラリア渡航予定者から「ベジマイト楽しみですよ」といった話しは、皆目記憶がないことを勘案すると・・
衰退の運命は否めないでしょうか。それならば、いっそのこと生産量を限定して、
世界三大珍味(トリュフ、キャビア、フォアグラ)に続く逸品を狙ってはどうか?
と、考えた私はベジマイトの味がしっかり味覚として記憶されていない影響ですかね ^^;
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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