ALBRI 2016, Australia：オーストラリア, オーストラリアライフスタイル&ビジネス研究所

オーストラリアライフスタイル＆ビジネス研究所：格付け見通し変更による余波

2016/07/12 桑田恭

格付け見通し変更による余波

” 連邦のターンブル首相は、米格付会社スタンダード・アンド・プアーズ（S＆P）がオーストラリアの格付け見通しを「安定」から「ネガティブ」に変更したことを受け、

現在の「AAA（トリプルA）」を維持するには、予算案の修正が次期の議会における必須課題との見解を示した。

S&Pは今回の総選挙の結果が、明らかな勝者が不在という厳しい結果だったことを受け、予算案の修正で何らかの失敗があれば、向こう数年間でオーストラリアの格付けが引き下げられる可能性があると指摘した。

ターンブル首相は7日、ブリスベンでレポーターに対し、S&Pによる見解について「予算案の修正や、赤字の削減を実現させるため、責任を持って財政再建に取り組むことが先決だという念押しだろう」と話した。”（出典：JAMS.TV）

一民間会社の評価で、市場が左右されることに賛否ありますが、以前の記事 ⤵︎ でも取り上げた通り、

スクリーンショット 2016-07-12 8.13.27 — << 2016年4月28日投稿分：画像は投稿にリンク >> 財政赤字とインフラ投資

オーストラリア政府が

” 豪政府は、格付けを意識するあまり、インフラ整備に必要な借り入れをためらうようになっている。”（「財政赤字とインフラ投資」の中から引用）

という実態はあるようで、

経済政策に関する手腕を買われてターンブル首相が、その座に就いた背景があるだけに、予算案に対してどのような処置を施すのか、組閣後の当面の注目事項となりそうです。

オーストラリアライフスタイル & ビジネス研究所

スクリーンショット 2015-12-30 22.46.27 — Facebookページ：オーストラリアライフスタイル&ビジネス研究所（画像は記事にリンク）オーストラリアに関する情報を日々発信しております。是非、いいね！を宜しくお願い致します。

Comments

comments

「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる