コモンウェルス銀行 − 16年6月期の増益率、2009年以来の低水準
” オーストラリア最大の銀行、コモンウェルス銀行の2016年6月通期決算では、増益率が09年以来の低水準となった。
大半の部門で利益が減ったほか、商品相場が下落する中で貸倒引当金が膨らんだ。
10日の当局への届け出によれば、同行の一部項目除く通期利益は94億5000万豪ドル(約7,370億円)と、前年の91億4000万豪ドルを3%上回った。
7年連続の最高益更新となったものの、減益となった09年以来の低い利益の伸びにとどまった。
ブルームバーグがアナリスト13人を対象に行った調査では、95億豪ドル(予想中央値)と見込まれていた。
部門別では、リテール銀行部門など一部を除いて軒並み減益となった。貸倒引当金は前年比27%増の12億6000万豪ドル。資源や商品、酪農セクター向けで拡大したという。”(出典:Bloomberg)
大手銀行の中でコモンウェルス銀行一行のみの決算で、(金融市場など)全体的な言及は出来ませんが、
先の消費者物価伸び率の「17年振りの低水準」↓に、
政策金利での「史上最低」⤵︎
など、インパクトのあるヘッドラインが目立つ状況であることは、事業環境の見通し等、留意を要する状況であると云えそうです。