クイーンズランド州、配車アプリUberを承認へ
” QLD州(註:クイーンズランド州)政府は近く、スマートフォン向け配車サービスアプリ、ウーバーなどを、同州内で合法化する方針を明らかにした。
QLD州のアナスタシア・パラシェー首相は、州内全域でウーバーを始めとする配車サービスを合法化することを近く発表するとみられている。
一方タクシー業界に対しては、道路から手を振る合図だけで乗客を拾えるなど、特別措置が適用される見通し。
ただし、同州内ではウーバーなどの配車サービスの合法化に対し、タクシー業界から依然として強い反発がある。
タクシー業界に特別措置が適用されたとしても、州政府による合法化の決定がさらに同業界からの反発を買うのは避けられないとみられている。”(出典:JAMS.TV)
本文に出てくるウーバー(Uber)とは・・
このニュースに触れる前々日には、経営コンサルタント大前研一さんの著書『大前研一ビジネスジャーナル No.10(M&Aの成功条件/位置情報3.0時代のビジネスモデル)』の中で・・
” 今はゴールドコーストに昔ながらの流しのタクシーはほとんど走っていません。
以前からよく知っているタクシーの運転手の男性に尋ねてみたら、こんなことを言っていました。
まず街で手を挙げてくれる人がいなくなりましたと。みんなUberを使ってしまうので、流して走っていても、客を見つけられないそうです。
しかも、Uberのほうが操業度が高く、実入りも若干良いのです。
また重要な点は、通常のタクシーでは、夜遅くなりキャッシュがいっぱいたまってくると、強盗に襲われる危険性があるという点です。
Uberならキャッシュがドライバーの手元にないので襲っても仕方がない、安全だというわけです。”( No.787, 746/数値は電子書籍のページ数)
という一文を読んでおり、他都市の状況は把握していないながらも、オーストラリアで急速にUberが普及している状況を想像しましたが、
在住者であれ、旅行者であれ、機動力確保という観点で「Uberを使いこなせる」ということはオーストラリアを楽しむ上で武器の一つになってきそうです。