国勢調査「CENSUS」、5年ぶりに実施
” 1911年以来、オーストラリア統計局によって5年ごとに行なわれている国勢調査「CENSUS」が8月9日(火)に実施される。
オーストラリアの多文化社会の成り立ちをこれまで以上に明らかにすることが目的で、海外からの一時滞在者も含め、同日にオーストラリアに滞在している人すべてが対象となる(外交官を除く)。
1,000万軒を超える世帯、およそ2,400万人が調査の対象となり、集積結果は豪州政府の各種政策(地域ごとの住宅供給、教育、産業、雇用プログラム、保健衛生、各種インフラの計画査定など)に活用される。
同調査は義務で、不参加者には最高で1,800豪ドルの罰金が課される。
自宅または滞在先に、固有のログイン情報が記載された通知が実施日までに届くので、当日、この固有のログイン情報を使ってオンラインでCENSUSに参加するか、もしくは案内に沿って記入用紙を取り寄せる。
CENSUS実施日に不在の場合や、シェアハウスの場合の記入の仕方、個人情報の保護など、不明点はウェブサイト(http://census.abs.gov.au)で確認する。
前回までのCENSUSでも在豪日系人の人口が明らかになったことで、日英翻訳・通訳サービスの予算や日本語ラジオ放送の時間枠など日系人向けのサービスの拡大・向上に反映された経緯がある。
面倒でも必ず参加し、オーストラリアでの日系人の生活向上に寄与したい。”(出典:日豪プレス)
選挙の場合と同じく、棄権に対して「罰金」が設けられているところにオーストラリアらしさを感じましたが、
間もなくボイコットの動きが報じられる↓ など、
対象が大きいだけに、大変さが伝わってきます。
日本では予算の関係とかで、様々な調査が行われなくなってきているようですが、実施時の面倒は理解出来るものの、
業務でこういったデータを扱う(扱ったことのある)立場としては、とても貴重なもので後々に有益なものにつき、滞りなく集計作業が進み、結果が明らかされることを切に願います。