ブラジルで留学先として注目を集めるオーストラリア
” 2016年リオ五輪を利用して、オーストラリア政府は6日、リオ・デ・ジャネイロ市内にPR施設「オーストラリア・ハウス」を設置した。
9日にオーストラリアでの教育とビザ、奨学金制度に関する6セミナーを開催したところ、同国への留学に関心を抱く多くのブラジル人の若者達の長い列ができたという。アジェンシア・ブラジルが9日付で伝えた。
経済学を専攻しているサンパウロ市の男性は、この機会を「無視できない可能性」と考えている。
リオ市で国際関係について学ぶ女性は、既にオーストラリアで学んだ事のある従姉妹がおり、自身もこのチャンスにトライする事を考えている。
在サンパウロ・オーストラリア領事館のルンター商務官によると、オーストラリアに留学する事を望むブラジル人の若者達の関心は数年来高まっている。
過去4年間に82%以上の増加が見られており、年間2万5,000人のブラジル人学生がオーストラリアで学ぶことを選択しているという。
こうした現状を受け、同国へのオーストラリアでの留学に関してさらに情報を伝えるため、今回の説明会が開催された。
同施設では教育のほか、観光やビジネスのPRも行っており、初日の6日は1,800人、7日は2,200人、8日には1,500人が同ハウスを訪れたという。
同商務官によると、ブラジル人学生の50%はオーストラリアで英語を学ぶ事を望んでおり、30%は貿易などの技術専門コースで学ぶ事を希望している。その他、大学で学ぶ事を希望する学生も「増加が続いている」という。
オーストラリアに最も留学生を送り出している国は中国で、続いてインド、韓国、タイ、そしてブラジルの順になっている。
同商務官は、ブラジルの順位は徐々に上がっているとし、将来ブラジルが中国を超える可能性についても示唆している。”(出典:サンパウロ新聞)
直接、日本とは関係のないニュースではありますが、留学生の受け皿としてオーストラリアが高い評価を得ており、ブラジルでは急速に人気を高めているという。
文末の留学生数の国別順位で、母数の大きさから中国、インドは自然の流れとしても、トップ5に入っていない日本が何番目であるのか、気になるところでした。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所