VAN HALENファンとしては、タイトルを耳にしただけで興味を抱かずにはいられないであろうという
映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』を鑑賞 〜
映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』予告編
本作の存在を知った7月から公開/鑑賞を首を長くして待っていましたが、
「確か、そろそろ(ロードショー期間中)だよな」と検索すれば、案の定!
検索の過程で公開期間は11月中と知り、確実に劇場鑑賞を遂げる意味でも、ちょっとスケジュールがタイトルであったものの早々に段取りし、「遂に!」といった心境で迎えた当日 ^^
ストレートなアメリカンテイスト青春ドラマ
テキサスのベースボール(「野球」とは敢えて使い分けます)強豪校に入学することになるフレッシュマン(新入生)の入寮から新学期が始まるまでの3日間の模様を描いたストーリー。
80年代にはよくみられたタイプのストレートな青春映画も最近では珍しいのでは?と思い、
その感じも心地良かったですが、映画だからといって非日常性を打ち出すのではなく
「アメリカの等身大のフレッシュマンの姿って、こうなんだろうなぁ」と、
寮に到着早々、同居メンバーで酒場に繰り出したり、女性関係が絡んできたり、パーティーでのハプニングであったり・・
各シーンで挿入される80’sなBGMも自然とスクリーンの向こう側の世界へ橋渡ししてくれるし、
(自分は)初めて知る役者たちが、それぞれキャラクターの濃い登場人物を演じ、
リアリティが楽しみを帯びて伝わってきて、細かな点に気を取られることなく、終始リラックスして鑑賞。
リアリティに感じるノスタルジーと爽快感
話しに特別なことはなく、見る人が見れば無味乾燥に感じられることもあるのかもしれませんが、
誰しも大人になるまでの間に通過した青春時代が呼び起こされるような感覚が、アメリカなどで好評価に繋がっているのだと感じました。
舞台はベースボールチームのメンバー、寮(一戸建て)が中心となっていますが、競技に関するシーンはごく部分的で、
また、注目点となったVAN HALENとの絡みもセリフで1ヵ所、
上映中に挿入歌として選曲されたのはEverybody Wants Some!!、Ain’t Talk ‘bout Loveの2曲のみで、見る人を選ぶようなことはないと思います。
但し、映像を通じて描かれている「人生を楽しもうぜ」的なスタンスに、ラストシーンで登場人物及び聴衆に向けられたと思わしきメッセージは
VAN HALENの世界観と共通する感覚を覚え、やっぱりVAN HALENファンにとって気持ちイイ作品であったと実感。
サブで「世界はボクらの手の中に」とタイトルに挿入されたものの前面になることなく、原題のカタカナ表記でロードショーしてくれた配給会社(カルチュア・パブリッシャーズ)にも感謝です♪