高城剛さんの『黒本 参』を読了.-
前回、アップロードした↓『白本』シリーズと同じく、
高城剛さん発行のメールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」の読者から届いた問いに
高城剛さんが回答するQAコーナーが再編集されたもの。何れもその内容から大手メディアからの出版はまかり通らず、
電子書籍のみでの流通と。更に『白本』シリーズは若干手心が加えられている位置づけで、
『黒本』シリーズは、例えば本書(『黒本 参』)から引用すると・・
” 日本(の世論)を動かし、日本式システムを強固に守っているのは、芸能プロダクションなんです。
なにしろ、日本式システムに刃向かう人は、SMAPだろうが、有名ニュースキャスターだろうが絶対に許しません。
その暗黙のルールを執行するのが日本の芸能プロダクションで、そこにテレビ局(と政府の一部)が全面的に力を貸している構造です。”(位置No.323/数値は電子書籍のページ数/以下同様)
といった具合、「(こんなこと書いちゃって)大丈夫?!」という高城剛さんからの渾身の剛速球が投げ込まれてくるような内容で綴られている一冊。
「引き寄せない法則」で目指すところ
そんな中、自分としては、やはり高城剛さんがご自身と深く繋がっている感覚を得られているであろうから書ける(と思わしき)であろう内容が印象的で、
例えば、スピリチュアルの世界をはじめ、世の中的にも浸透している「引き寄せの法則」に関して・・
” 何かを「引き寄せたい」という想いは、「今、満たされていない」ということを公言していることに他なりません。
その上、「引き寄せたい」という想いそのものが、「欲望」なんだと思います。
また、「今、満たされていない」ということを公言し(もしくは思い込み)、
「欲望」が強い人が、中長期的に見て、素晴らしい何かを成就することは、どうしても思えませんし、周囲を見渡して実際そうだと感じます。
日々、ただ自己を磨き、焦らず、ひたすら時を待つことだけだと、僕は思うのです。
これを、面白くわかりやすい言い回しとして「引き寄せない法則」と便宜的に呼んでいます。
またこれは、引き寄せの法則を口走る欲張りな人を「引き寄せない法則」でもあります。
意識を変えれば世界は変わるのは事実だと思いますが、それは個人の願望を叶えることとは違いますからね。”(位置No.100)
心が描き出す一点の曇りなき未来
或いは、社会で上手く居場所を見出せない社会人に対して・・
” ご質問者の問題は、何の根拠もなくご自身の未来を勝手に恐れて、焦っていることだけだと思います。
たとえ、誰に何を言われようとご自身の可能性を否定してはいけませんし、同じくその道への努力を怠ってはいけません。
今、ご自身が感じている目の前の好きなことに邁進する。そして、その中から少しでも光を見つけたら、少し長い計画を立てて、さらに邁進する。
なにより、ご自身の未来にご自身が疑問を持たないことが大切です。そうすれば、一寸先は光があると思いますよ。何があっても、恐れなければ。”(位置No.388)
固定観念に揺らぎを与えられる感じに、ちょっと背中を押してもらったかの読後感に
フルオープンな物言いが、逆に読者に配慮、媚びた感覚を与えず、ストレートに響いてきます。
また後日改めて、自身の復習の意味合いも兼ね、読了記の続きをアップロードしたいと思います。