3回振りの高城剛さんは、3冊目の購入(全て電子書籍)となった『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』から。
この1週間で4回目の取り上げで、
>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱 <<
>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐 <<
>> 高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了 <<
さながらプチ高城ブームかの如くですが・・『白本』『黒本』と同じく読者からのQ&A主体ながら切り口は高城さんの生い立ちに沿った目次立て。
本書の紹介として・・
” はじめての「高城剛」についての本である。” (1%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当。以下同様)
と。
自分の現在地を知る事で、航路が開ける
冒頭の「まえがき」に、
” 自分の居場所も地図の見方もわからずに、行き先だけを設定して、さらに言えば、行き先に向かう「やる気」ばかり先行してしまうと、迷走することは必至だ。” (1%)
とあり、ブレない生き方についての原則の提示があり、
” 周りの情報に左右されずに、いかにして、自分と徹底的に向き合うか?深く向き合えれば向き合えるほど、
目的地へと向かう人生の地図は、より明確なものになる。その時間を、毎日10分持っているかどうかが、とても大事だと思う。” (1%)
この部分は意識の向け方、習慣の大事さについて説かれています。それらが実践された暁には・・
” 人生はギャンブルというか、常に選択の連続だと思うが、どんなときも自己を見失わずに楽しく暮らしていれば、いつか必ず光は射すものだ。” (26%)
” 自然に生きることをただ学ぶ、というか思い出す必要性が出てくるでしょう。” (29%)
と、ここは高城さんの実証した人生観で一番の言いたい事であるものと。
もっとも高城さんの場合、
” 瞑想を毎日1、2時間している” (41%)
そうで、10分から始める事は大事と思いますが、混じり気無しの境地を目指すのなら、どこかの段階で正しい瞑想の仕方を学ばねばいけないところもあります。
つながるは外でなし、我となる
本書の特徴は、自分自身と向き合う事の大切さに力点が置かれていて
” できれば、皆さんもこの本と同じように、自問自答してみる機会があればいいと思います。「私の名前はXXXXX。職業XXXX。住所XXXXX。」など実際に書いてみるのです。
文章化することによって、自分と社会の隠された関係を発見し、あたらしい自分を見つけられる。自分の秘めた可能性も見つけられるかもしれない。” (24%)
” どんな問題も、解答は必ず自分の中にあります。どんな人でもその人の人生の主役は 「自分」だし、ブログやツイッターで、書く力は養われたはずですしね。
皆そろそろ、自分の中から知恵と勇気を見つけ出す本を書いてもいいのではないでしょうか。
人に嘘ついたり陥れたりしなければ、誰になんと言われようと、好きに生きればいいと思いますよ。” (24%)
” 頭で考えない。わかるまで待ちます。きっと答えは既にある、という前提で思い出すように待ちます。” (34%)
読者からの「自分のルーティンの中でもっとも大切にしていることはなんですか?」との問いに・・
” 自分と話すこと。例えば、人生の分岐点に立ったときに、情報を集めるのではなく、徹底的に自分と話すんです。・・中略・・
グーグルとか情報に頼りきっているけど、それは、二の次。あくまで直感の後に理屈を補強するための便宜的手段なんです。” (59%)
固定化された習慣に、風穴を通す
生きるコツについての享受もあり
” 多くの人が「現在」しか見ておらず、「未来」を見ません。このような発想が、もっとも人々に不安を生じさせます。” (27%)
” 失うことは、得ることへの第一歩だと思います。” (37%)
” ここでしかできない、これしかできないといった自己限定や恐れが、多くの人の人生を固定化し、つまらない日々を作り上げているのです。
自分自身の変わり方こそが、実は個人が持つ最大のクリエイティビティなのです。・・中略・・
誰もが自分が変わることをもっとも恐れているから。ただし期待を持って変わってはいけません。四季を持つ自然のように変わっていくのです。” (40%)
高城流アイデアの沸点
また、ご自身の生業であるクリエイターとしての一家言もあり
” アイデアと移動距離は比例します。日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。・・中略・・
本当は持っている素晴らしいアイデアを邪魔しているのは、俗と欲なのです。そして、アイデア力が上がることは、実は自分のバージョンアップを意味するのです。
まずは、あたらしい視点が芽生えることから、はじまります。” (30%)
” 重要なインスピレーションは古いものを手放すことで得られます。だから、アイデアや新しいムーブメントとは、生み出すのではなく古いものを捨てることからはじまるのです。” (31%)
” 日々、どれくらい自分と向き合ったかが、アイデアそのものに出るのです。” (36%)
その壱:まず何より知るべきは自分自身なり
と、現在65%まで。高城さんの場合、意外にもFacebook、 Twitter等のSNSと距離を置いているそうですが、
過半を読んでの感想としては、安易に外側とつながろうとせず、しっかり自分自身とつながれと。
社会では、そこを履き違えている人が多く、一日10分であるか、1〜2時間確保出来るか、個人差のあるところですが、
自分を知る事で、心の声に耳を傾ける事で、本来、始まるべきものが始まるのだと。といった中間報告です。