鮒谷周史さんから日刊で配信されるメールマガジン『平成進化論』(2014年8月30日号)から。
タイトルは「とっとと始めて「側坐核」を刺激」。
脳にある「側坐核」を刺激すると?!
” 多くの人にとって、たいていのことは、「やり始めてから、完成させるまでにかかる時間」よりも
「やろうと思いつつ、取り掛かるまでの時間」のほうが、圧倒的に長いもの。
取り掛かりさえすれば、案外すぐに終わるのに、先送りするから、それが心の負担となって、更に先送り、更に先送り、を繰り返し、
結局、上に記したように「やり始めてから、完成させるまでにかかる時間」よりも
「やろうと思いつつ、取り掛かるまでの時間」のほうが、はるかに長くなるのです。”
始めると、勢いづくのはナゼだろう?
” このことが、真に理解できれば、「とにかく何でもいいから、まず手につけなければ始まらない」と思えるようになります。
たとえば、掃除などはまさにその、典型的な例といっていいでしょう。
手をつけるまでは大変だけれども、やり始めたら、何時間も掃除をし続けてしまった、という経験はどんな人にもあるでしょう。”
始めちゃう事で刺激される「側坐核」
ここまでは良く耳にする誰しも経験している話しですが、それにはワケがあって・・
” なんでも、人間の脳には「側坐核(そくざかく)」という部位があり、
「実際に行動することによってスイッチが入り、さらにやる気をかきたてる」という役割を果たしてくれているそうです。”
こうして、やる気がかきたてられた状態を「作業興奮」と言うらしいですが、毎日の生活を「作業興奮漬け(!?)」にするためにも、
考え込む暇があったら、とにかく、体を動かし、取り掛かってみる習慣を作ることです。”
これによって、本当に(信じられないくらい)軽やかに体が動くようになってくるものです。”
以上に述べたような理由から「とっとと始める」という行動習慣は、人生をよりよい方向に変化させていくのに極めて有効です。”
脳に取扱い説明書
誰しも経験のある事が、しっかり脳科学の分野で説明されるという学び。
これから「側坐核」なる部位を自覚する事で、原因と結果の法則を理解しやすくなりますね。