放置される新築物件
” 2017年5月30日、参考消息は中国の富豪がオーストラリアで新築される家屋の4分の1を購入しているとする英紙デーリー・メール電子版の22日付報道を伝えた。
現地で新築物件を購入する中国人には現地に家族で移住して生活することを想定した人もいれば、購入してそのまま放置する人も多く、中国人が購入した住宅の20%が空き家の状態だという。
住宅ローンなどを手掛ける金融会社イエロー・ブロック・ロードのマーク・ボーリス会長は「彼らは今年1軒、来年また1軒、その後もう1軒…と買い続けようとする。
本人に利益がなくても子どもや一族がそこから利益を得られればいいという考えだ」と語る。
同氏はまた、中国人が購入する物件は極端に高額なものばかりで、現地の一般家庭とはそもそもニーズがバッティングしないとも話す。
特別投資ビザを取得してシドニー東部のドーバー・ハイツに建つ海の見える650万豪ドル(約5億3700万円)の物件に目を付けた中国人女性は、「快適で美しい郊外の家を第2の住み家にしたい。物件を買うだけでなく最終的には現地で生活したい」と語る。
女性はすでに息子を現地の名門私立学校に入学させている。このような中国人は多いという。
アジアの富豪向けにパーティーを催している不動産仲介業者の女性は、「完全に『中国人のオーストラリアライフ』を売り出すためのもの。これは侵略ではなく、中国人は家を買うのが好きなんです。
オーストラリアでなければ、カナダやイギリスの家を買う。彼らは生まれながらにして家を買うのが好きなんですよ」と語っている。”(出典:livedoor NEWS)
記事を一読しての感想は「住む住まないにかかわらず、高くても売れてしまうのなら価格は下がらないよなぁ」というもの。
不動産業者にとって販売していく物件が売れていくことは望ましい状況も、実需に応えることも重要なことであり、
問題が定着/拡大するようなことがあれば、法整備なりで対策が講じられていくものと考えましたが、さて・・
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所