週末の締めくくり日曜夜に、1,000cc以下のオートバイ最速記録保持者のバート・モンロー(Burt Munro)の生涯に迫った
『世界最速のインディアン』をDVD鑑賞。
2ヶ月前に参加した『週刊文春』新谷学編集長と渡邉庸三デスクとのトークイベントの際、
新谷学編集長が、一時謹慎の身分となっていた時期に「『世界最速のインディアン』を見て泣けた(勇気づけられた)」といったお話しをされ作品にフラグが立ち、
後日レビューを見るなどして評価の高さから、関心を持っていたもの。
『世界最速のインディアン』予告編
思い続けた夢・・ そして迎える成就の瞬間
ニュージーランドの地方都市に住むスピードに魅せられた生涯を過ごしている主人公が周囲に迷惑をかけながらも応援され、
四半世紀越しの夢、スピードの聖地アメリカ合衆国ユタ州ボンヌヴィルに渡り、
当初は嘲笑の的になりながらも、やがて受け容れられ、
周囲を驚かす記録を打ち立てるまで、というのが映像で描かれている主なところ。
知る人ぞ知る痛快人物伝
さまざま脚色が加えられ、ノンフィクションではないようですが、周囲の目を気にすることなく
自分のやりたいことに一身に取り組んでいく様に、見ていて痛快なまでの爽快感を感じました。
主役のバート・モンローを演じたAnthony Hopkins:アンソニー・ホプキンスも
イメージに沿う知的な役どころではなくとも、愚直な生きざまを違和感なく演じていて新鮮な感じを。
事前の期待値に対しては、演出で煽ることなくサラッと描かれ、感情面で熱くなるまでには至りませんでしたが、
映像を通じて実在の人物に生きざまに迫れる意味では、大いに期待に応えてくれました。