橘玲さんが紐解く「幸福の条件」を実現する人生設計:『幸福の「資本」論』読み始め

先週、講演会に参加した ↓

<< 2017年7月8日投稿:画像は記事にリンク >> 橘玲さんに学んだ、生きることが難しくなっている時代に見出された幸福論:文春トークライブ第18回「言ってはいけない幸福の正体」講演会 参加記

橘玲さんの新刊『幸福の「資本」論』

を読み始めて4分の1程度のところまで来たので、そこまでのおさらい。

本の冒頭から、本書の概要を拾うと・・

「幸福」のメカニズム

” 本書では、「金融資産」「人的資本「社会資本」という3つの資本=資産から、「幸福」に生きるための土台(インフラストラクチャー)の設計を提案しています。

この考え方はきわめてシンプルですが、だからこそとても強力です。

本書の提案にのって正しく人生を「設計」すれば、誰でも「幸福の条件」を手にいれることができるのですから。”(p9)

本書で定義されている幸福とは

” 幸福について語るのなら、まずは「幸福」を定義しなければなりません。ここではそれを家にたとえてみます。

幸福が主観的なものであるように、「住みたい家」を訊かれたとき、ひとはそれぞれ異なる建物をイメージするでしょう。

ヨーロッパのお城のような大邸宅、SF映画に出てくるような超ハイテクの家、木のぬくもりを活かした伝統的な日本建築・・・

なかには「管理が面倒だからマンションでいい」という現実的なひともいるかもしれません。

どの家がすぐれているのかの序列がつけられない以上、「どれもいい家」としかいいようがありません。

しかしひとつだけ、共通することがあります。夢のマイホームがいきなり倒壊してしまえば、なにもかもだいなしです。

構造計算書を偽造したり、杭打ちデータを偽造したマンションが大きな社会問題になりましたが、よい家はしっかりとした土台の上に正しい設計で建てなければならないのは基本中の基本です。

幸福も同じように、土台の上に正しく設計すべきものです。この土台のことを、ここでは「人生のインフラストラクチャー(下部構造)」と呼びます。

かんたんにいえば、「幸福の条件」のことです。”(p20-21)

「幸福」をブレイクダウンしていくと・・

” 幸福の条件を「設計できるもの」と「設計できないもの」に分けてみます。設計できないものとは「運命」のことで、容易に変えることはできません。

逆にいえば、私たちは運命を所与のもの=あらかじめ与えられた環境として受け入れたうえで、自らの人生を設計していく以外にないのです。”(p.22)

” ここではまず、幸福の条件として次の3つを挙げます。

① 自由

② 自己管理

③ 共同体=絆

この3つの幸福の条件は、3つのインフラに対応しています。

① 金融資産

② 人的資本

③ 社会資本

これを「見える化」すると、図1になります。

本書p24に掲載の図

この本でこれから述べることは、この単純な図にすべて示されています。

人生を支える3つの資本=資産によって、幸福の条件である自由、自己実現、共同体=絆が決まります。

そこにどのような家を建てるかは、一人ひとりが自らの価値観にもとづいて決めればいいことです。

これが本書の基本的な主張です。”(p23-24)

といった前提に基づいて、橘玲さんが見出された幸福論が展開されていきます。

「幸福」と未来を心得るマインドセット

講演の内容は

出典:橘玲さんTwitter(画像はアカウントにリンク)

↑の通り、本書と橘玲さんが責任監修された  ↙︎

文藝春秋SPECIALが土台となっているもので、

復習の意味合いを兼ね、そして未来を切り拓いていくインスピレーションを得るべく、読書のプロセスを楽しみたいと思います。

 


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