ここでのブログを始めてから、書き留めておきたい事があり、瀧本哲史さんの最新刊「君に友だちはいらない」の中に登場する「一匹目のペンギン」(p186-187)の話し・・
ペンギンの日常と宿命
『ペンギンは数十匹から数百匹の群れをつくって暮らしている。』
『彼らは基本的に氷の上で生活しているが、食料の魚を取るためには、海に飛び込まねばならない。』
『ペンギンにとって海の中は、シャチやヒョウアザラシなどの天敵がいる危険な場所だ。だから無闇に海に飛び込むことはしない。かといって氷の上に居続ければ飢え死にしてしまう。』
一匹目のペンギン登場
『そこで勇気を出して海に飛び込んだ一匹目のペンギンが、無事に餌をとることができるようだったら、他のペンギンも次々に続いて飛び込むという習性を持っている。』
『この身の危険を顧みず、勇気をもって冷たい海に飛び込む「一匹目のペンギン」のように、まったく新しい市場にリスクを背負って打って出る人のことを、英語圏では「ファースト・ペンギン」と呼んで賞賛する。』
一匹目のペンギンって、どんなタイプ?!
『実際には、海に飛び込んだ最初のペンギンは、別に勇気があったというわけではなく、単に足を滑らせて海に落ちてしまっただけ、なんてことは珍しくない。』
『あとに続くペンギンは「カン違い」して次々飛び込むハメになり、ときには天敵に食べられてしまうものもいる』
ビジネス界の一匹目のペンギン
『ビジネスの世界でも、会社をゼロから起こすという人は、世間の多くの人が従事するルーティンの仕事が勤まらない、軽率でそそっかしいタイプであることが多い。』
『「おっちょこちょい」な人間が一人もいない社会では、新しいサービスや画期的な新製品、これまでになかった産業が生み出されることも、けっしてないのである。』
一匹目のペンギンに気付け
上記(ビジネス界の一匹目のペンギンまでの『』内)までが本からの引用でしたが・・ 自分の周囲の人で思い当たる人であったり、自分自身の中にも「一匹目のペンギン」に思い当たる部分はあると思うのですが
「よく分からないけど、やってみたら(・・!)」、「何となく上手く行っているんだよね」なんて事の裏側には、実は一匹目のペンギンが潜んでいるのかもしれませんね。