Choice 2017 ションキー・アウォード発表
” 今年も消費者団体Choiceが、問題の多い商品を選んで贈るShonky Choice Awardsが発表された。ABC放送(電子版)が伝えた。
Shonky Choice Awardsは今年で12年目、品質の悪い製品、質の割りに高すぎる製品、誇大広告、不明瞭価格、疑わしい主張などに贈られる不名誉な賞で、Chocieのアラン・カークランドCEOは、「一部の大手ブランドが劣悪な商品を売ることが続いている。
白物メーカーのサムソンが3年連続で一位に選ばれ、同社の$3,000の自動乾燥洗濯機は、3.5kgの洗濯物を洗うのに6.5時間かかり、149リットルの水を使ったとしている。
Cuddly Sensitive Hypoallergenicと名付けられた繊維柔軟剤は、Choiceが自社研究室で試験したところ、水よりも低い成績だったが、価格は1リットル$6で、水の3,000倍の値段だったとしている。
また、自動車の安全装置、日本のタカタ社のエアバッグが不良品で死者18人、負傷者180人を出してリコールされたが、自動車メーカー14社の70種のモデル、249万台に装着されている。
Choiceは、一部の自動車メーカーが不良品のエアバッグを他の不良品のエアバッグと取り替えることをしていたとして、ホンダ、トヨタ、レクサス、マツダ、BMWに賞を与えている。
スイス系のチケット販売企業、Viagogoは、個人のチケット売買の窓口にもなっているが、詐欺まがいのチケットが上乗せ価格で売られている。同社が苦情に応じてくれないとする苦情がChoiceに寄せられている。
また、Nature社のWay Kids Smart Vitaガミーは、「丈夫で健康な骨と歯と筋肉をつくる」と包装には書かれているが、砂糖の含有量が50%にも達しており、虫歯の原因になりかねない。
ウェストパック銀行は、同社のBump Savings預金商品が生まれる前の子供の名義で貯金し、最高金利2.3%という低利で16年過ぎないと下ろすことができず、預金者にとって何の利益にもならない預金商品でションキー・アウォードを受けた。
また、$159の「Pain Erazor Pen」は皮膚に40回ほどの微弱電流を流すことで微麻酔をかけ、薬物を使わずに痛みを和らげると銘打っているが、Choiceでは「効果があるとは考えられない」として賞を授けた。
また、スーパーマーケットのコールズの「Complete Cuisine」キャット・フードは、「完全」と称しながら、ネコに必要な栄養素をすべては備えていなかったとしている。”(出典:NICHIGO PRESS)
choiceの話題は
何回か取り上げていますが、アメリカでアカデミー賞(The Oscars)の対極でゴールデンラズベリー賞があったり、
日本だと、ここまで直接的な見せつけとも感じられる演出は馴染み薄いですが・・ 今年で12度目ですっかり定着した感もあり、消費者保護の観点から興味深いですね。