ワラビーズ、オールブラックスを撃破し、スティーブン・モーアの花道を飾る
” 来日間近のオーストラリア代表“ワラビーズ”が、世界の頂点に君臨し続けるニュージーランド代表“オールブラックス”を倒した!
10月21日、地元ブリスベンのサンコープスタジアムで対戦し、23-18で激闘を制した。対オールブラックス戦7連敗中だったワラビーズは、2015年8月8日以来のライバル撃破となった。
今季対決の第1戦と第2戦に敗れ、両国間で争うブレディスローカップは15年連続でニュージーランドに輝くことを許したワラビーズだが、
威信とプライドをかけ、そして、先住民のアボリジニがオーストラリアラグビー界で果たしてきた役割を祝い特別に作られたジャージーを着て、奮闘した。
前半6分、ワラビーズはWTBリース・ホッジがインターセプトから約80メートル独走し、先制。
13分に相手WTBワイサケ・ナホロにトライを奪われ、さらにPGを2本決められ追う展開となったが、39分、辛抱強くつないで敵陣22メートルライン内に入り、
左を数的優位にしたところでFBイズラエル・フォラウが防御網を切り裂き、12-13と1点差に詰めて折り返した。
ワラビーズは56分(後半16分)、ゴール前ラインアウトからのモールでアドバンテージを得ると、
左へ大きく回し、FBフォラウがディフェンダーをひきつけて、WTBマリカ・コロインベテが逆転トライを挙げた。63分にはWTBホッジがショットを決めて20-13。
しかし、8月26日の第2戦は17点ビハインドからひっくり返していたオールブラックスは慌てることなく、フェイズを重ねた70分、
CTBソニービル・ウィリアムズが厳しいプレッシャーをかけられながらも、ターンでかわしてオフロードでNO8キアラン・リードにつなぎ、ボールは大外のWTBリーコ・イオアネへと渡って、
黒衣の背番号11がタッチライン際を振り切りゴール左隅に飛び込んだ。コンバージョンキックは失敗で、2点差。
だがワラビーズも意地を見せ、77分に自陣でペナルティを得ると、WTBホッジが約55メートルのPGを決め、5点差に広げる。
オールブラックスは残り1分を切って敵陣22メートルライン内に入ったが、FLサム・ケインがピックアップからの攻撃を焦ったか、落球し、直後に試合終了の笛が鳴って、ワラビーズが歓喜した。
ワラビーズは10月28日にシドニーでバーバリアンズと対戦したあと来日し、11月4日に神奈川・日産スタジアムで日本代表とテストマッチをおこなう。”(出典:RUGBY REPUBLIC)
Wallabies 23 – 18 All Blacks (Oct 21, 2017)
「このタイミングで来た(勝った)か!」と、特に2016年からの負けっぷりに、意気消沈している時間も長く、
(心密かに期待しながらも)勝つところまでは現実感を持っていなかったのが正直なところですが、
一つWallabies:ワラビーズにとってマイルストーンになったことは間違いないでしょう。
2019年(ワールドカップ)まで試行錯誤があることは不可避でしょうが、Michael Cheika:マイケル・チェイカ ヘッドコーチのチーム作りに対する解を得た成果は大きいですね。
長くチームをキャプテンの立場で牽引したStephen Moore:スティーブン・モーアの花道を飾るにことになり
日本に来るタイミング(11月4日 ラグビー日本代表戦)も良い時期と重なりました ^^