都市部の賃貸事情
” 29日に発表された賃貸住宅の値ごろ感の指標によると、独り身の低所得層の都市部居住は、もはや不可能になってきている。
年金受給者や一人親世帯が都市部から押し出されて行く、暗い前途がうかがわれた。
多くの都市部で賃貸料金が、若者向け失業手当「ニュースタート」支給額の100%を上回り、シドニーでは150%となった。
寝室が1つの賃貸物件がある都市部では、年金受給者は収入のおよそ60%を住居費にあてている。
生活保護に頼りつつパートタイムで働く一人親世帯も、シドニーでは平均収入3万8000ドルのおよそ71%、首都管轄区域(ACT)では59%、メルボルンでも58%を住居費が占めるなど、主要都市での生活は非常に厳しい。
国全体では、賃貸生活者はシドニーで収入のおよそ29%、ホバートで28%、ブリスベンとアデレードで25%、メルボルンで24%を住居費が占める。”(出典:JAMS.TV)
日本で賃貸物件の(貸主側の)審査が通る目安に、(月額)収入に占める(月額)賃料割合が3分の1(33%)というのがあり、
全体的なオーストラリアの各都市それを下回っていますが、生活必需品をはじめとする他の物価水準との兼ね合いもあり、単純比較出来ない面もあるでしょう。
また、何より年金受給者、生活保護の負担水準は許容できる範囲を逸脱しており、喫緊に課題されるべき問題であると。
住宅に関するトピックは折に触れて取り上げていますが・・
供給量に、質に・・ 善処が求められる問題が点在していますね。