本は何となく「買った順番に読もうかな」という頭があるもののこのところは立て続けに、
近未来、時代に合う考え方という内容の本を購入順を差し置いて手に取り、
今、現在、自分自身の興味関心の向かっている先を客観視出来たようなところもあり。
著者は異なれども・・
本の書き手、専門は異なれども、書かれてあったことに共通点を見出せ、例えば三者ともベーシックインカムについて取り上げ、
” AIなどのテクノロジーが急速に発達していき、大半の労働は価値を失います。人間がやるよりも機械がやるほうがはるかに安価で効率的であるからです。
そうなると大半の人が失業してしまうことになります。
そこで、ベーシックインカムの導入などを考える国が増えてくるでしょう。
ベーシックインカムとは、生活するための必要最小限の生活コストを国民全員に支給する仕組みです。
日本や欧州の生活保護のような社会保障を全国民に適用したものです。”(『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』位置 No.1763-1769)
” これからの時代においては、いろんなリスクばかりを考えて、なかなかチャレンジできないと、機械と同質化する一方になってしまいます。
そういう人たちは、ベーシックインカムに呑み込まれるしかなくなります。
最近、僕は「人類のよさは、モチベーションだ」とよく言っています。
リスクを取るほどモチベーションが上がるというのは、機械にはない人間のよさなのです。”(『日本再興戦略』位置 No.3242)
” 私の描いた未来予想図どおりになるとすれば、もはや、ベーシック・インカムを導入するしかないと、考えられた方もおられるかもしれません。
実際、AI時代の社会保障政策として、ベーシック・インカムの導入を主張している人も少なくありません。
けれども、それは早計だと、私は思います。
・・中略・・
ピーター・ティールが『ゼロ・トゥ・ワン』で指摘しているとおり、競合者がいないブルーオーシャンで、需要のほうが供給を上回るように仕事をしていけば、その危機を回避できます。”(『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』位置No.-3380-3389)
各著書の入口が、お金であったり、AIをはじめとするテクノロジーの進化であったリして異なり、未来が落ち着く先について(著者によって)見解が分かれるところはあっても、
現実が向かっている方向、示されている未来像に大きな差異は感じられず、これらの書籍を通じて近未来の片鱗を感じられたことは成果と感じているところです。
イメージを積み重ね鮮明にする近未来
「未来の情報に押し潰されそうになり、自分の経験が、やがて役に立たなくなると不安に思っている人が多い。」
といった物言いがありましたが、
得体の知れない未来に戦々恐々とするのか、蓋然性の高い未来像を頭で明確にしてワクワクを感じていくのか・・
当然、後者を目指したく、これからもさまざま近未来に触れる体験を重ね、自分自身と社会が交差する軸を確立していきたいと感じた、一連の読書を通じて感じたここ数日の期間でした。