5月の企業景況感指数・企業信頼感指数、高水準を維持
” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は12日、オーストラリアの5月の企業景況感指数と企業信頼感指数を発表した。
信頼感は前月比5ポイント低下の6。景況感は前月比6ポイント低下の15となった。
NABは「記録的高水準の前月から低下したものの、依然として高水準を維持している」とした。
NABは非農業部門の約400社を対象として5月23日~30日に調査を実施した。
同指数はゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。
景況感指数は現在の景況に対する満足度を示し、信頼感指数は向こう3カ月間の短期景況見通しを示している。
主要指数は、在庫が7ポイントと、4ポイント上昇した一方で、◆売上高:6ポイント低下の22◆利益:9ポイント低下の13◆雇用:5ポイント低下の8◆新規受注:1ポイント低下の4◆輸出:2ポイント低下の1――と低下した。
売上高や利益、雇用の景況感は4月の上昇分を相殺したが、どれも比較的高い水準にとどまった。
州別の景況感(トレンド値)は、ビクトリア州と南オーストラリア州が20ポイントで首位。
タスマニア州が18ポイント、ニューサウスウェールズ州が17ポイントと続いた。西オーストラリア州は12ポイントとやや上昇したものの、他州に後れを取っている。
NABのエコノミストは「小売部門は前月に減少したが4月に改善してわずかに楽観となったが、他の部門の景況感よりは下回る」と述べた。
小売部門では、価格の伸びは横ばいだったが、購入費の伸びは2015年5月以来の最高水準だった。”(出典:NNA ASIA)
株価等、グローバルなビジネス環境でネガティブなトレンドを承知していないことから、オーストラリアも波に乗れているという捉えをしています。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年6月13日分の掲載記事です。
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