中野巧さんが断言する「文章で夢が叶う時代」への招待状:『売れる文章術』読了

 

先日のビジネスプロトタイピング講座で教材として受領した『売れる文章術』を読了、

>>  山本伸さんから学んだ共感を生み出す文章術エンパシーライティング:神田昌典ビジネスプロトタイピング講座 その十 <<

・・と言っても、読んだところから始まるタイプの内容ですが、文章術に止まらず、様々なヒント、学び、元気を貰いました。

文章で夢が叶う時代背景

「はじめに」で、

” 文章で夢が叶う時代 ” (p9)

とのメッセージが掲げられ、それを裏打ちする時代背景としては、著者(中野巧さん)の時代認識

” 私は、これからのセールスやビジネスのキーワードは『共感』だ」と言い続けてきました。” (p2)

” ソーシャルメディア時代には、「共感」という信頼関係の上にビジネスが成立する ” (p4)

” セールス文章さえ、「共感されれば」ビジネスは成功する” (p8)

といったもの。

それは、ご自身の経験に基づいたものであったり、(著者の)前著『6分間文章術』で紹介されたエンパシーライティングを用いて得られた読者からのフィードバックなどによって支えられたもの。

やり方さえ分かれば、誰でも共感される書き手となれる

テクニック的なところでは、まず本書が著者によって

” 「共感時代の、売れる文章を書くノウハウ」です。” (p48)

と定義づけられ、

” 文章の8割は、実は「見出し」で決まっています。” (p28)

と、文章作りのプロセスに入り、そこから神田昌典さんの穴埋め文章作成テンプレート「Catch Me If You Canの法則」が紹介され(p33)

作られた見出しをもとに・・

Catch

1. オープニング(つかみ):ちょっとしたニュースや冗談、日常のエピソードなど、抵抗なく読んでいただける内容などで、安心してもらう。

2. テーマ(主題):今からお伝えする内容は・・・・・・。

Me

3. ベネフィット(相手が得すること):私の商品を手にするとあなたは・・・・・・という得をします。

4. プレミス(自説):なぜなら、私の意見では・・・・・・。

If 

5. バックグラウンド(背景):そのように至った背景を申し上げますと・・・・・・。

6.プルーフ(論拠):3つの論点があります。1つひとつ説明します。1つ目は・・・・・・。2つ目は・・・・・・。3つ目は・・・・・・。

You(Me)

7. コンクルージョン(結論)=プレミス:結論としましては・・・・・・。・プレミスとほぼ同じことを繰り返します。

8. べネフィット(相手が得をすること):つまり、私の商品を手にすると、あなたは○○という得をします(ベネフィットを繰り返す)。

Can

9. ベイビーステップ(はじめの一歩):そのためのキッカケとして、努力せずにできることを伝えて、読み手の背中をそっと押してあげましょう。・オープニングに関連することに触れると感動します。

(上記の)” 順番に従って、文章構成をすることで、相手を引き込み、内容をしっかりと理解してもらえる文章が書けるようになります。” (p32)

コツを知って、開発されているフレームワークを活用すれば、誰でも人から共感を得られる文章を書けるようになるというもの。

 

埋める、貼る、つなぐ 、の3ステップから生み出される共感

更には第3章では本書のメインとなる、「埋める・貼る・つなぐ」の3ステップで

誰しも共感を呼ぶ文章が生み出せる文章作成法「エンパシーチャート」の紹介があり、

様々な形で文章作成のハードルが下げられ、誰でも出来る近付きやすいものとして紹介されています。

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文章が導く可能性

それらの実践を土台にして、

・書き出しの10パターン

・売れるプラットホームの作り方

・売上げの8割を支配する売れるヘッドラインの作り方

といった具体例が綴られていて、インターネットでFacebook、ブログなどに接せられている方は興味引く内容が多いと思います。

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文章が解き放つ可能性

現時点、残念ながら本書から学んだフレームワークを活用した文章は作成出来ていませんが ^^;

” 簡単な記事でも毎日アップする。” (p248)

に始まる文章上達の心得から、冒頭に紹介した

 ” 文章で夢が叶う時代 ” (p256)

に至る時代背景を味方に付けた文章の奥義書。

書いて、読み込んで、修得して、ビフォー・アフターの境地を実感してみましょうとの読後感です。


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