オリエンタルラジオ 中田敦彦さんの
『僕たちはどう伝えるか 人生を成功させるプレゼンの力』を読了。
中田敦彦さん本は、これで『天才の証明』、
ときて今回で3冊目ながら、これまでの流れを踏襲して?サイン本の魅力に導かれ、
今回も購入 ^^
人類に与えられた武器、伝達能力
本を開いたところの「はじめに」で
” 人類の本当の武器。それは「伝達能力」である。
人類は、単体で生きるにはあまりにも非力にできている。
トラやサメには1対1で敵うべくもないが、似たような種類の動物の中にはおいても人間は最弱だ。
素早さはサルに劣り、力はゴリラに劣る。
「人間は、頭がいいから勝った」と理解している人が多いが、それは厳密ではない。
単体で言えば、生きる知恵に長けた動物ならほかにもいるだろう。
人類は「連携できたから勝った」のである。
仲間を作る。組織を作る。
すると人類は単体の数千倍の力を発揮する。人類は地球最強の「群体生命体」なのである。”(p5-6)
と前置きが示され、
“「なにを伝えるか」よりも、「どう伝えるか」のほうが圧倒的に大事なのだ。」
・・中略・・
人は言葉を聞いているようで、聞いていない。「言葉を言っている人を、見ている」のである。”(p28/30)
であったり、
” プレゼンソフトは、上手く使えば強力なツールになる。
ところが、このプレゼンソフトを効果的に使える人をほとんど見たことがない。多くの人が、その使い方を誤解しているように思う。
あれは、徹底的に「紙芝居」なのである。一発でわかるビジュアルを載せていくべきなのだ。
それにもかかわらず、、多くの人が、そこに大量の文字を載せてしまっている。そんな「紙芝居」があるだろうか?いや、ない。
なぜ文字を大量にのせているか。それは、話者がカンペがわりに使っているからである。”(p113-114)
といった具合。また、スキルについてのみ説かれているだけではなく、
” 問われているのは、成功確率ではない。
成功へともに向かおうとする運命共同体としての覚悟なのだ。聞き手と話し手は同じ運命共同体なのだ。”(p63)
とマインドセットについても踏み込まれています。
芸能界で得られたエッセンスをビジネスに
社会人なら大多数の人が、望むと望まざるを問わず、プレゼンの機会に直面するわけで、
その極意、ノウハウをお笑い界でブレイク(=多くの人の共感を得た)した中田敦彦さんから得られる価値ある一冊といえるでしょう。
本書に込められた思いも、
” この本を読めば、必ず「人に伝わる話し方」ができるようになる。
そして必ず、自分らしく人生を生きることができる。時代が我々に問うている。「僕たちはどう伝えるか」と。
その答えはすべて、この本に書いた。最高の本に仕上がっている。
あとは読むだけだ。大丈夫だ。30分で、読破できる。”(p9-10)
1ページの情報(文字)量は絞られており、実際、読み始めてから一気に読了に至ることができ、
(一旦)読了後も、プレゼンに、自分的一大事の場面前に、手元に置いてことで閃きを得ることのできる著書であるように思います。