ガソリン価格 年内にリットル当たり2ドル突破の懸念
” 豪ドル安と国際原油価格の上昇により、オーストラリアのガソリン価格が年内に1リットル当たり2豪ドル(約161円)を上回る可能性が出てきた。
ドライバーや企業にとっては年間で総額数百万豪ドルのコスト増になる恐れがある。5日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が8月に発表した報告書によれば、
シドニーとメルボルン、ブリスベン、アデレード、パースの今年第2四半期(4~6月)のガソリン価格は平均で1リットル当たり約1.45豪ドルと4年来の最高値をつけた。
これら5都市のガソリン価格は2013/14年度から16/17年度の間に下落したが、
17/18年度は10%上昇しており、このまま値上がりが続けばクリスマス前までに同2豪ドルに達する見通しだ。
ACCCのシムズ委員長は先ごろ、ガソリン価格が1リットル当たり1.9豪ドルに達したことを受け、石油元売り各社に対し、利益を過大に得ていると警告していた。
ACCCによると、5都市のガソリン価格は過去16年間の平均を50%上回っているという。
クイーンズランド州に拠点を置くロードサービス会社RACQのターナー氏は、ドライバーらの反発を恐れ、
石油元売り各社はレギュラーガソリンについては1リットル2豪ドルを上回る価格を回避するだろうと指摘。
ただ、オクタン価98のプレミアムガソリンは年内に2豪ドルに達する可能性があると述べている。”(出典:NNA ASIA)
原油高は日本でも指摘される世界的な傾向とも云えますが、公共の交通機関の発達が限られている状況からすると、自動車を選択せざる得ない状況も透けてみえ、悩ましいですね。
石油元売り各社の対応にも注視したいところ・・。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年10月9日分の掲載記事です。
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