企業景況感、高水準を継続(2018年9月)
” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は9日、オーストラリアの9月の企業景況感指数が前月(修正値)から1ポイント上昇の15、企業信頼感指数も1ポイント上昇の6になったと発表した。
景況感は今年は持続的に高水準を維持しており、前月の信頼感の下落は一時的だったとみられる。NABは、国内経済にとって朗報とし、特に雇用指数が好調なことを評価している。
NABは非農業部門の約400社を対象として9月21日~27日に調査を実施した。
同指数はゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。
景況感指数は現在の景況に対する満足度を示し、信頼感指数は向こう3カ月間の短期景況見通しを示している。
主要指数は、雇用が3ポイント上昇の12、輸出が1ポイント上昇の0となった一方、
◆売上高:1ポイント低下の17◆新規受注:3ポイント低下の2◆在庫:4ポイント低下の1――は低下した。利益は横ばいの14だった。
州別の景況感(トレンド値)は、タスマニア州が3ポイント低下の18ポイントだったほか、ビクトリア州が17ポイント、クイーンズランド州が15ポイントと好調だった。
信頼感は、南オーストラリア州が10ポイントで最高だった。
産業別の景況感では、資源や建設、金融・不動産が好調だった一方、小売りがマイナスとなり低調だった。
NABは、好調な雇用指数を背景に、向こう6カ月の就業者数が月2万人以上のペースで増加すると予想している。
産業別ではほぼすべての業界で景況感が改善したが、小売りの低調さは今後も続くとの見方を示した。”(出典:NNA ASIA)
一時点を見るより、推移を掴んでおくことが大事であると思いますが、部分的な課題は抽出されていますが、全体の良好さはより長く継続させていきたいですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年10月12日分の掲載記事です。
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