ひろゆきさんの『これからを生きるための無敵のお金の話』を読了。
週初めに参加したトーク&サイン会👇の対象書籍として入手していた一冊。
タイトルから「お金」にフォーカスされた一冊と思いきや・・
比重は置かれ(お金が)媒介となっているものの、ひろゆきさんらしい(であろう)思考法に触れることの出来る著書で
” 皆さんが本当に欲しいのは、「お金」じゃなくて、「安心」なんじゃないでしょうか。安心・・・つまり「不安を感じない状態」が欲しいんです。”(p5)
や
” 勉強という言い方をするとハードルが上がるんですが、要は、他の人が必要としている知識で自分が興味があるものをいかに伸ばすか、ということに尽きると思います。”(p200)
或いは
” プラスアルファがない仕事を、めちゃくちゃ本気でやっている人もいるのです。でもそれって、その先に待っているのは、気がついたら年を取っていて、まあお金が少し残りましたっていう状態だけです。
できるだけ自分の価値が上がっていくような仕事を見つけたほうがいいんじゃないの?って話です。
ちなみに、そういう仕事って、基本的にやっていて楽しいんですよ。嫌々やっている仕事だと、なかなか自分の価値は上がっていきません。”(p223)
と分かりやすい表現で、本質的なことが随所に綴られています。
「お金持ち」のリアル
本題であるお金に関しては「僕はいかにしてお金持ちになったか?」と題された項で
” 自分がお金持ちになって確認できたことは、「お金を持って大して人生変わらない」ということです。
・・中略・・
お金で買えるものでは、大して人生変えられない。”(p67-68)
また、既述の「安心>お金」という図式から、
” ブラック企業にメンタルまでやられてしまうと、・・中略・・ もう何も考えずに、やばいと思ったら、お金のことは考えずに、とりあえずまず辞められる ー これが重要です。”(p41/ブラック企業、消滅!)
同時期に刊行された『このままだと、日本に未来はないよね。』でも
力説されていたベーシックインカム導入と絡めた提言も示されています。
「お金」だけど、その前に
個人的には、
” ちなみに、僕がなぜ2ちゃんねるやニコニコ動画を作ったかというと、「こういうものを作ったら、人はそれをどう使うんだろうか?」っていうのを見てみたかったからです。”(p66)
というひろゆきさんの真髄を読み取れる一文に、「バカな人たちは、休日にお金を使いたがります。」との項での
” たとえば、急に1日休みができたときに、何をしていいかわからないという人が世の中にいるんですね。
・・中略・・
空いた時間というのが、自分にとって「幸せな時間」ではなくて、「埋めなければならない時間」だと考えてしまう人たちです。”(p128)
と、休みにじっとしていられない自分の性分にドキッとさせられる記述など、
本書結びで
“『お金の話』というタイトルの本で言うのもなんですが、「お金が必要ない生き方」をうまく手に入れないと安心感は得られないので、必要なのはお金じゃなくて考え方だったりします。”(p253)
とあり、冒頭に記した通り、ひろゆきさんの考え方が刺さってくる一冊でした〜