前々回 👇読了記をアップロードした
鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない』刊行記念トーク&サイン会に参加。
本イベント開催を知り、本書を購入していた経緯。
開演直前にご登壇され、鴻上尚史さんが「おっしゃりたいことは本に書いてしまっている」と、
各席上に用意されていた紙に質問を募り、原則、質疑応答形式で進行。
なお、本書に書かれている内容は『「空気」と「世間」』という著書で書かれており、
今回、岩波ジュニア新書からの出版は、同新書がターゲットする中高生に読んで欲しいとの思いがあってからとのこと。
ノンストップに近い形で繰り出された言葉の幾つかを箇条書きで紹介すると・・
・自己プロデュースがある程度ないと生きていけない世の中になっている(周りからどう見られていて、自分がどう振舞えば良いか分からなくなっている人が多い)
・許可を求めないと何も出来ない人が多い(枠組みの中で対処しようとする人が多く、クリエイティビティ、独創性が失われている)
・勝ち味を積み重ねていくこと大事。(ex. しんどそうな人に声を掛けて微笑んであげるといったちょっとしたことの積み重ねで、大それたことをする必要はない)
・コミュニケーション力のある人とは、こじれた時に何とか出来る能力を持っている人で、ナイスな一言を言えることではない。大抵の人は自分のことを話しを聞いて欲しいだけ。ただ、話しを聞いてあることも大事。
或いは、「最近、読んで面白かった本は?」との問いに、読者を選ぶけれども
主人公の取った行動の緻密さが驚嘆の領域であることを熱っぽく語られておる姿から、私自身も(『暴君』に)興味を持ちました。
自由に考える力
感想を含め20ちょっとで70分程度。早口で語られた言葉を拾える範囲でといった感じになりましたが、
途中、オールナイトニッポンのMCを勤められていた頃のお話しもあり、
道理でお話しが上手で、引き出しも豊富なわけだなと ^^ このところは、「ほがらか人生相談」
での注目度が高まり、
ご自身でも、出版社の方からもプロの人生相談家といったユーモアを交えた紹介がありましたが ^〜^
質問に応える形となった分、トピックも多岐に及び、
それらにさまざま自然体で示された回答なり、ご意見が説得力を伴いながら刺激的でもあったトークイベントでした〜