ウーバー、メルボルンで2023年から「空飛ぶタクシー」構想
” 米ウーバーテクノロジーズは11日、オーストラリアのメルボルンで「空飛ぶタクシー」のサービスを2023年に始める構想を発表した。
同社はロサンゼルスとダラスの米2都市で同様の計画を示しているが、米国外への進出は初めて。
ライドシェア事業で築いたグローバルな顧客基盤を生かし、空の移動革命を先導する狙いだ。
米ワシントンで開催中の開発者会議「ウーバー・エレベート・サミット」で発表した。
ウーバーは米国の2都市と同様に20年にメルボルンで空飛ぶタクシーの実証実験を始め、23年から一般向けの有料サービス「ウーバーエア」を始める計画を示した。
ウーバーエアはヘリコプターに比べ騒音の少ない電動の垂直離着陸機を使って都市内を移動するサービス。
慢性的な渋滞を抱える大都市の新たな移動手段として期待されており、ウーバーの試算では車なら1時間20分かかるロサンゼルスの空港から市中心部までの移動が30分未満で済むという。
ウーバーは1年前から空飛ぶタクシーの海外展開に向けた候補都市の選定を進めており、最終候補にはオーストラリアのほか日本やフランス、インド、ブラジルが残っていた。
ウーバーは18年に東京でも開発者会議を開き、この分野での日本進出に意欲を示していたが、現時点では規制緩和やインフラ整備などの面でメルボルンが優位と判断したもようだ。
ウーバーは同日、米通信大手のAT&Tと空飛ぶタクシー分野での次世代通信技術「5G」の活用策の検討を始めたと発表した。
高速で遅延が少ない5Gの特性を生かし、上空150メートル前後を飛行する垂直離着陸機の運航の安全性を高める考えだ。
前日の10日には米ニューヨーク市中心部でヘリコプターが墜落する事故が発生したばかり。
ウーバーで同事業を統括するエリック・アリソン氏は11日のイベントで「安全は我々の活動の根底にあるものだ」と述べ、運航の安全性を確保する技術に幅広く投資する考えを示した。”(出典:日本経済新聞)
テクノロジーの進化で、2019年時点で「2023年」と聞くと、まだ先のことであるように感じられますが、
想像より早いスピードで近未来感が進んでいる感覚もあり、
他都市に先行して(想像を上回る形で?!)未来が融合するメルボルンの姿、楽しみですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年6月13日分の掲載記事です。
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