泉麻人さんの著書『冗談音楽の怪人・三木鶏郎』刊行記念トークイベントに参加。
今、読み進めている『大東京23区散歩』で泉麻人さんにフラグが立って、
情報を検索して、
本イベント(情報)に行き着いていた経緯。
冗談音楽の怪人
今回、初めて三木鶏郎さんのお名前を知ることになりましたが、
トークイベントの前半は、泉麻人さんと鈴木啓之さんの二人で
三木鶏郎さんの音源を適宜流して、
TVが出来る前、ラジオ局がNHKとFENの2曲しか無かった頃、時の権力者に音楽を通じ果敢に立ち向かい、
権力からの圧力で番組(『日曜娯楽版』)内容の変更を余儀なくされ放送終了に追い込まれてしまったり、
ユーモアというのか、脱力系なCMソングで圧倒的な存在感を発揮されていた頃のお話しなど。
三木鶏郎さんに触発された才能(タレント)
昭和のTVを語る上では欠くことの出来ない永六輔さんは、三木鶏郎さんの番組への投書が認められてプロへの道を切り拓かれたとの経緯に、
野坂昭如さんは、投書が認められるまでには至らなかったものの業界に入るきっかけは掴んだといったお話し。
30分ほど経過して「オールナイトニッポン」の黎明期にディスクジョッキーを務められた亀渕昭信さんが登壇され、
オールナイトニッポンの当時のお話しに、上梓された著書に、
佐藤栄作首相退任時の記者会見のエピソードに余波に・・
メインのCMソングなど話題は多岐に及びました。
昔は良かった/もっと自由だった♪
内容は興味深かったものの、途中から「尻が痛ぃぃ」状態となり ^〜^;
実に締めのカメ&アンコー「ひとりぼっちの唄」が流されるまで1時間40分!
自分が生まれる前の頃からTVの侵食を受けるもののラジオもまだ存在感を発揮していた頃のお話しが
たっぷり聞けて、それが無料とあれば十二分なトークでした。
コンプライアンスが叫ばれて(=番組表現に足枷が加えられて)久しいですが、今回、披露された音源の数々に触れると
表現の自由さが、今と違い格段に幅広で、風刺にブラックジョークに時代性を差し引いても
聴いてて楽しく、表現が格段に狭められてしまった今では「もはやラジオにTV離れは避けられないだろうなぁ・・」と。
その源流を辿ると三木鶏郎さんがいらしたとことも十分学習出来て、対象書籍を(任意で)購入してきたので
復習というよりは本書から基礎を築きたいと思います ^〜^♪