カンタス航空、2019年6月期の売上高が過去最高
” オーストラリア航空最大手のカンタス航空は22日、2019年6月期(通期)の売上高が過去最高の179億6,600万豪ドル(約1兆3千億円)だったと発表した。
売上高の4割を占める国際線事業が7%の増収で、子会社の格安航空会社(LCC)ジェットスターも好調だった。
今後、シドニーとロンドンやニューヨークを結ぶ超長距離線の就航も検討する。
燃料費が上昇し、純利益は前の期比7%減の8億9,100万豪ドルだった。燃料費は38億5千万豪ドルと、19%増加した。
アラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は同日の記者会見で「逆風はあったが、我々は世界で最も優良な航空会社の一つだ」と胸を張った。
LCCが乱立するアジア各国と異なり、豪州はカンタスがシェアで圧倒する。
傘下のジェットスターと合わせた国際線の合計シェアは26%(18年、乗客数ベース)。
2位のヴァージン・オーストラリアの6%を引き離し一人勝ち状態だ。国内線シェアも6割を占める。
28億豪ドル超の赤字となった14年6月期以降、路線見直しなど合理化を進め、機内Wi-Fiの整備や空港ラウンジの改装で法人需要や富裕層の取り込みに成功している。
新たな就航計画も明らかにした。シドニーから欧米の都市を結び、飛行時間が18時間30分となる、世界最長クラスの超長距離線だ。
12月までに試験飛行を終え、収益性も勘案し、最終的な就航の可否を決めるという。”(出典:日本経済新聞)
特にオーストラリア国外からカンタス航空にオーストラリアのイメージを重ね合わせる方、多いのでは?と推量しますが、
象徴的な要素を担う分、業績が好調であることは喜ばしいような、安堵させられるような。