ACCC、アサヒGHのカールトン&ユナイテッドブリュワリーズ買収に懸念表明
” オーストラリアの公正取引委員会に当たる豪競争・消費者委員会(ACCC)は12日、アサヒグループホールディングス(GHD)による豪ビール最大手カールトン&ユナイテッドブリュワリーズ(CUB)の買収について「リンゴ酒市場の競争が制限される」との予備的見解を発表した。ビール市場についても懸念を表明した。
ACCCのロッド・シムズ委員長は豪州で「サイダー」と呼ばれるリンゴ酒について「買収により(アサヒとCUBが)市場の3分の2を占めることになる」と指摘。
サイダーの価格が上昇する可能性があるとの懸念を示した。
ビール市場については、現在はアサヒが3.5%のシェアを持ち「CUBとライオンの2大メーカーの独占を抑制する役割を果たしている」とみている。
アサヒがCUBを買収すれば、アサヒの現在の役割が失われると懸念を示した。
ACCCはサイダーとビール市場について業界団体や小売りから意見を聴取し「多くの市場参加者が買収に対する懸念を表明した」としている。
今後さらに調査を進め、最終的な判断を2020年3月19日に示す。”(出典:日本経済新聞)
(2019年)7月の⬇︎続報という内容。
懸念が示されて是正を講じられるものなのか?ですが、注目のM&A案件が如何ように推移していくのか・・注目されます。