シドニーで3万人が森林火災の対策求めるデモ。スコット・モリソン首相の姿勢批判
” 森林火災の被害が広がるオーストラリアの最大都市シドニーで10日、政府に気候変動対策の強化を求める大規模なデモがあった。
豪メディアによると3万人以上が参加。モリソン首相は発電時の二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭産業を擁護しており、同氏を批判する声も多かった。
デモは大学生と環境団体が呼び掛け、メルボルンなど他の主要都市でも実施された。石炭産業の見直しなど政府に抜本的な対策を求める声が目立った。
豪州の森林火災は記録的な高温と乾燥が背景にあり、気候変動が遠因だとの指摘がある。家屋焼失などの被害に加え、コアラなど多数の野生動物が犠牲になっていることも世論を動かした。
デモに加わった元教師の男性(70)は「今回の火災は自然災害の域を超えている。モリソン政権がいかに無策かを示している」と話した。
豪紙オーストラリアンによると、2019年12月上旬の世論調査では与党・保守連合(自由党と国民党)の支持率は52%で、最大野党・労働党の48%を上回る。だがモリソン氏は火災への対応の遅れやハワイでの休暇を巡り批判を浴びている。”(出典:日本経済新聞)
昨日(2020/1/12)の(日本の)ニュース番組で、(オーストラリアでの)焼失面積が、日本の東北地方全域+首都圏相当のデータを示していましたが、
これだけ大規模となると、どれほど人為的な対策を施せるのかアイディアすら浮かばないですが、早急に何かをしなくてはいけない状況で、特にオーストラリアに居る人たちのその思いは切実でしょう。