新型コロナウイルスによる経済打撃懸念
” オーストラリアとニュージーランド(NZ)の経済が、中国湖北省武漢を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大の影響により甚大な打撃を受けそうだ。
オーストラリアでは、資源業界がコモディティー市場の見通しが不安定になると懸念しているほか、
中国人訪問者の減少が観光業や教育部門への圧力となり、2020年上期に130億豪ドル(約9,427億円)の損失が予測されている。
オーストラリアの大学は、中国からの留学生が渡航できないことから、60億豪ドルの損失を受けるとみられている。
また、ホテルやレストラン、観光部門については、トランジットを含む中国本土での居住・滞在者に対する入国拒否が続く限り、毎月合計で10億豪ドルの損害となるようだ。
フライデンバーグ財務相は、ウイルスによる経済打撃の規模を試算中だとしながらも、「影響は甚大だろう」としている。
■豪人の救出作戦開始
オーストラリア連邦政府は3日、カンタス航空のチャーター便を派遣し、在留オーストラリア人300人を武漢から出国させた。
西オーストラリア州を経由してクリスマス島に移送し、検疫のため14日間隔離する。ただ、中には検疫を敬遠し、武漢に残ることを選択した人もいるようだ。”(出典:NNA ASIA)
森林火災に、新型コロナウイルスに、弱り目に祟り目といった状況で、経済への影響も当然懸念されますが、その前に一つ一つの事態が収束、完結となりますよう。