人材競争力ランク、2ランク上昇で10位
” 人材サービス世界大手アデコグループなどがこのほど発表した2020年版の「人材競争力に関する国際調査」で、オーストラリアは前年から2ランク上昇し10位となった。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。
アデコは、米グーグル、フランスの経営大学院インシアード(INSEAD)と提携し、同調査を実施。
政治の安定や競争環境といった「外部環境要因」、企業の参入のしやすさといった「人材に対する魅力度」、「人材開発」、「人材維持」、「基礎・職業専門スキル」、「グローバルな知識スキル」の6つの分野から、「世界人材競争力指数(GTCI)」を算出し、公表している。今回は世界132カ国・地域を比較した。
オーストラリアは分野別で、外部環境要因が17位、人材に対する魅力度が7位、人材開発が9位、人材維持が11位、基礎・職業専門スキルが20位、グローバルな知識スキルが9位だった。
GTCIのトップはスイス。東南アジアでは、シンガポールが3位で最高となり、ニュージーランドは16位、日本は19位だった。
オーストラリアは18年版では11位、19年版では12位だった。
都市別では、ニューヨークが首位となり、シドニー、メルボルン、ブリスベンはそれぞれ11位、21位、43位となっている。
アデコのオーストラリア部門のモヤノ最高経営責任者(CEO)は、「オーストラリアが海外労働者の間で常に魅力的な労働環境と認識されていることが、今回の結果に繋がった」と指摘。
治安の良さや移民に対する寛容さ、優れたワークライフバランスなどが、新たな人材を引き付ける要因になっていると述べた。”(出典:NNA ASIA)
このような調査が継続的に行われていることは初めて知りましたが、評価を高めていることは(ランクアップへの)強い動機づけになるでしょうし、他国との比較で、より競争力を高めていけることも期待できることに繋がるでしょう。