新海誠監督が描いた、ヒロインの眠りを解く約束の地への飛行:映画『雲のむこう、約束の場所』鑑賞記

一昨日の『言の葉の庭』⬇︎に続いて

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新海誠監督作品、2004年11月公開の『雲のむこう、約束の場所』を鑑賞。

夜、時間のあったところで「新海誠監督作品は・・」とamazonプライムのライブラリーを検索していたところ

出典:amazonプライム 画面をスクリーンショット

上映時間91分で手ごろかなと選択。

視界の遥か先の約束の地

5作目となる新海誠監督作品で、これまで3作の舞台は主として東京でしたが、本作の舞台は主に青森。

青森から北海道にかかる塔がキーとなり、主人公の男性二人と同級生の女性が一人、

戦時中で分断されてしまっている津軽海峡向こう側の地への飛行を巡って繰り広げられるストーリー。

雲のむこう、約束の場所 予告編(The Place Promised in Our Early Days)

序盤、「国鉄」の表記に、セリフの「ドローン」に、時代背景に、筋を捕まえるのにやや時間を要し、

これまで観てきた新海誠監督作品の中で恋愛要素は抑えられ、ファンタジーというのか、SF的要素。

これは(新海誠監督作品の中で)最初に観た『君の名は。』でも採られた要素であったと思いますが、

<< 2017年1月1日投稿:画像は記事にリンク >> 今さらなんだけど映画『君の名は。』を観に行って、新海誠監督が描き切った世界観に浸ってきた

ややイメージを覆されたような感じも。また、映画『スタンド・バイ・ミー』的とも予想しましたが、

然に非ず。

現実空間を突き抜けて

リアリティ感じる『秒速5センチメートル』に、

<< 2020年2月15日投稿:画像は投稿にリンク >> 新海誠監督が綴った、少年から大人になるまでの三つの恋物語の行方:映画『秒速5センチメートル』鑑賞記

『言の葉の庭』の方が、わたし的に惹き込まれていく力は強かったように感じますが、

『君の名は。』や『天気の子』で現実空間から突き抜けていく展開は、

<< 2019年9月1日投稿:画像は記事にリンク >> 新海誠監督が描いた、天気を味方にしたものたちが全力で駆け抜けた夏:映画『天気の子』鑑賞記

本作(或いはその前作)の頃に原点があるのかなと、監督作鑑賞を重ねるうちに、感じさせられたことでありました。


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