新型コロナウイルスによる失業者の5割が年内職場復帰の見通し
” 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)によって職を失ったオーストラリアの労働者の約5割は、年内に仕事に就くことが可能となる見込み――。
米ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が予測している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
オーストラリア国税局(ATO)と政府統計局(ABS)のデータによれば、3月14日から5月2日までの7週間で約95万人が職を失った。
だが、財務省は、早ければ3ステップの規制緩和が完了する7月までに85万人が再び職に就くと予想している。
これに対してBCGは、各州政府の規制の解除やオーストラリア証券取引所(ASX)上場企業の配当の変動などさまざまな要因を考慮し、12月までに57万人が職場に復帰するとみている。
同社のパートナーのノークス氏は、オーストラリアの労働人口の50%がV字回復を示す業界で雇用されていると指摘。
より緩やかなU字回復を示す業界で約32%が雇用され、より回復が遅いL字回復を示す業界では約18%が雇用されているという。
BCGの推定に基づくと、回復の遅い業界の雇用喪失は6月が26万人とピークに達し、12月までに16万人に減少し、来年6月までに6万人に縮小する見込みという。”(出典:NNA ASIA)
「それでも50%かぁ」と、率の感じ方は人それぞれと思いますが、見通しが立てられるような段階に突入してきたことはステップが前に進んでいると評価出来ますね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年6月9日分の掲載記事です。
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