消費者支出、感染症流行前の水準に回復
” オーストラリアの消費者支出が、6月14日までの1週間に、新型コロナウイルス感染症流行前の水準の97%まで回復したことが分かった。
ただ支出増に貢献しているのは、政府からの補助金を受給している層だといい、政府の継続的な支援が必須との見方が出ている。シドニー ・モーニング・ヘラルド(SMH)が伝えた。
コンサルティング会社アルファベータが開発した、リアルタイムの支出追跡システムによると、タクシーやライドシェアへの支出は、新型コロナ流行前の水準を4%上回った。4月半ばには同水準を40%割り込んでいた。
特にニューサウスウェールズ州では、13~14日の週末に自由裁量支出が強く伸びた。クイーンズランド州と南オーストラリア州でも同様の傾向が見られた。
消費者支出は国境が封鎖され厳格な社会的距離規制が敷かれていた4月に最も低下。同月半ばの支出は通常時より平均で20%減少していた。
アルファベータのエコノミスト、チャールトン氏は「政府の支援はまだ必要だということは明らか」と指摘。
「支援が終了する9月以降の経済へスムーズに移行するためには、すべての支援策が一気に停止されるのではなく、段階的に縮小されていくべきだ」との見方を示した。”(出典:NNA ASIA)
前日⬇︎に続き、
統計のトレンドは良好で、まだ脆い部分には公的支援の力も活用しつつ、という感じですかね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年6月23日分の掲載記事です。
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