評論家 佐高信さんとテリー伊藤さんの共著『お笑い創価学会 信じる者は救われない』を読了。
入手は、(2020年)7月末に開催されたテリー伊藤さんが参加されての
から揚げの天才横浜橋商店街店 開店イベント時に、サイン用に手持ちがなかったことから、
前夜書店に駆け込んで、在庫されていた本書に手が伸びていた経緯。
タブー中のタブー!?
チリー伊藤さんの著書といえば、タブーに切り込む「お笑い」シリーズで、
俎上に上げられたのは、北朝鮮、大蔵省(現、財務省)、共産党 etc.-
それらの中でもアンタッチャブルなターゲットと考えられますが、本書によると
” 井田真木子さんのレポートは数ある池田批判の中で出色だね。説得力がある。”(p54)
批判本は種々出版されてきた様子。
詳細についてご関心ある方は本書を実際に手に取って、と思いますが、
佐高信さんのテリー伊藤さんの対談中心に、創価学会本の著者に、元学会員の体験談等々で構成され
奥歯に物が挟まったような物言いはなく、臆せずズバッと問題点に疑義が呈されています。
糾されているのは、組織の閉鎖性から導かれた異質性に、学会員の時間的及び金銭的負担に、学会員と非学会員で分断される苦悩など。
10人に1人級の影響力
本書が出版されたのは2002年。文庫本が発売されるに至るまで20万部越えの販売部数に達したようで、反響の大きさがうかがえます。
本書によると
” 全国で約一千万人というと、十人に一人は学会員だということになります。”(p144)
直近の創価学会については門田隆将さんの『疫病2020』で取り上げられていて、
学会員数減少が顕著であるようですが、今も日本国内で大きな力を持ちながら部外者にとっては知られざる面大き組織に迫る内容となっています。