市民権テスト見直し、国の中心的価値を質問
” オーストラリアでは市民権取得のためのテストの内容が10年ぶりに見直される。
今後は、言論と宗教、結社の自由を含む、オーストラリアの中心的価値観についての質問が盛り込まれることになる。オーストラリアンが伝えた。
内容を刷新した市民権テストは11月15日から導入される。これまで示されていた、英語力や取得条件を強化する案はモリソン政権によって却下され、
代わりにオーストラリアの民主的権利や価値観についての一連の質問が加えられた。
内務省の小冊子では、将来の市民に対し、「自由と尊敬、公平さ、平等な機会に基づくオーストラリアの価値観」が、繁栄し平和なコミュニティーの中心だとアドバイスしている。
オーストラリアの価値観には、法の支配、議会制民主主義、言論の自由、結社の自由、信仰の自由、法の下でのすべての人々の平等、機会の平等、公平な行動、相互の尊重と寛容などが含まれる。
新しいテストに合格するには、応募者は20問の多肢選択式問題のうち15問以上正解するとともに、オーストラリアの価値観に関するすべての質問に正しく回答しなければならない。
タッジ移民相代理は、モリソン政権が新しい市民に対し、「私たちの国に最終的にコミットメントをする前に私たちの価値観をより深く理解することを望んでいる」と述べている。
2019/20年度には過去最高となる20万4,817人がオーストラリアの市民権を取得した。”(出典:NNA ASIA)
実際、どのような設問になるのか興味を持ちましたが、意識せざる中での変化に、押し流されてしまった部分もあったものと思いますが、国の姿勢を示す上で根幹的なことと思います。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年9月21日分の掲載記事です。
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