給与前借Beforepay、売上高が週20%激増
” 給与の前借りができるオーストラリアの「即購入、後払い(BNPL)」サービスのビフォーペイ(Beforepay)はこのほど、投資ラウンドで420万豪ドル(約3億1,345万円)の資金を調達した。
同社は今年1月に設立したばかりで、ほとんど販促活動を行っていないが、売上高は週20%の増加を見せている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
創業者のタレク・アユブ氏によれば、ビフォーペイは次世代のBNPLサービスで、すでに数万人が利用。
利用者はビフォーペイのアカウントを給与の振り込みを受けている銀行の口座と連動することで最高200豪ドルまでの現金を前借りできる。
返済期間は4週間以内で、同社は取引手数料として5%を取る。ビフォーペイが持つ融資枠は140万豪ドルに上る。
現状では利用者の95%が同社のサービスを定期的に利用しており、期限内に返済ができなかった利用者も数カ月内に利用を再開しているという。
投資ラウンドを主導したのは、オンラインジョブマッチングのエアタスカー(Airtasker)の会長で、通信ボーカス(Vocus)・コミュニケーションズの創業者のジェームズ・スペンスリー氏。
ビフォーペイは当初、200万豪ドルを調達する予定だったが、投資ラウンド開始から1時間で達成されたことから、アユブ氏は420万豪ドルに目標額を引き上げた。
今回の投資ラウンドを含め、同社は今年、600万豪ドル以上を調達している。”(出典:NNA ASIA)
給与前借りがシステム化された発想が興味深いですが、立ち上げた時期が(結果として)絶妙で追い風を受けましたね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年11月5日分の掲載記事です。
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