爆笑問題 太田光さんの「一冊の本」の連載コラムがまとめられた『芸人人語』を読み始め、全20本収録されているうちの5本読み終えたので、そこまでのおさらい。
Twitterでサイン本入荷情報を見つけ、
最初、爆笑問題の笑いの質が得意でないことから迷ったものの、直近では、ふかわりょうさんのコラム集⬇︎など、
コンスタントにお笑い芸人の方の著書を読んでいた経緯を鑑みて購入。
身近なことを奥深く
読み始めて早々「やや難解さを感じさせながらも、これは当たりかな」と
” 子供だろうが、大人だろうが、人間には人の失敗を楽しむ感覚がある。人間には人と人との違いを見つけ、面白がる感覚がある。コメディの基本はそこだ。
人が転ぶと人は笑う。角に足をぶつけて痛がる姿は滑稽だ。人と違った顔を人は笑う。”(p23)
や
” 笑いは善・悪ではない。蔑み、共感する感情だ。”(p27)
といったプロの方による笑いに関する根源的な考察に、
“「表現したものを売る」という、つかみ所のない、ふわふわしたことを生業とする人々は、皆、一生「食いっぱぐれる」かもしれないという不安と付き合い続けなければならない。”(p54)
という華やかな舞台とは裏腹な闇の部分の落差に、関心持てる記述が点在し、快調なペースでの読み始めとなりました。
笑いが生まれる前段階を読む
冒頭書いた「やや難解」というのは、太田光さんの内面に掘り下げる力に自分が追いついていけない感覚で、
長くTVの冠番組を中心に大きな支持を獲得し続けている芸人の方の頭の中を垣間見れる感じに心地良い刺激を得られており、後続の展開が楽しみです ^^