『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了記、第8弾(ファイナル)。
前回は「確実に成功にたどりつける方法」「人生の秘訣」など深い部分への言及が多かったですが、
>> アンソニー・ロビンズに学ぶ、確実に成功にたどりつける方法:『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了 PART 7 <<
今回も、本のエンディングパートにつき、同次元の内容での継続を。
人生というゲームで勝利を収めるために・・
” 「仮に今日、仕事から帰宅する途中で、老人ホームに立ち寄って、そこの誰かと会話をすると決めたらどうだろう?」
そのとき、お年寄りたちに、
「これまでの人生で学んだ、いちばん大切なことは何ですか?」と君がたずねたら、彼らはどう「感じる」だろう?
彼らには、話すことが山ほどあるのは間違いない。孤独に過ごしている人を、見知らぬ人間が相手をすることは、
どのような「意味」があるか考えてほしい。
にもかかわらず、ほとんどの人が、人を助け、人に役に立つ行動や、ささやかな努力を敬遠しがちなのは、なぜなのだろう?」
よく言われる理由は、「気後れするから」「恥ずかしいから」というものだ。
そして、「拒絶されたり」「滑稽に思われたりしたら嫌だ」というのである。
人生というゲームで「勝利」を収めたかったら、全力でプレーをしなければならない。
進んで滑稽に思われたり、うまくいかない可能性のあることを試したりすべきなのだ。
そうでなければ、君はいかにして『進歩』を遂げるというのか?」
いかにして『成長』し、いかにして『本当の自分を見つける』というのか?」” (p333-334)
『貢献』できる者が得られる至高の感情
” じつは、誰もが心の奥深くでは、正しいと信じることをしたいと思っている。
自分が持っている「エネルギー」「時間」「気持ち」「資本」を、より大きな理想のために捧げたいと思っているはずだ。
「だとすれば、いま選ぶべきは『献身』と『貢献』への道を歩むことではないか」
『貢献』すること以上に、「大きな満足感」を得られるものはないのである!! ” (p334-335)
そして、在り方として・・
” 「ヒーロー」は探すものじゃない。あなた自身がなるべきものなのだ!!
人生は、与えることと、与えられることのバランスでできている。
もしも誰か困っている人を見かけたら、「自分には関係ない」と通り過ぎるのでも
「自分には助けられない」と罪悪感に苛まれるのでもなく、「自分に何ができるのか」を考えてみてほしい。
優しい言葉をかけてあげるとか、微笑んでみせるといった、何かちょっとしたことでいいのだ。
それだけでも、その人の自分自身の見方が変わるかもしれない。
君の手助けで、その人は「大切にされている」とか「愛されている」ということを感じるはずだ。
命があるうちに、人生を精一杯生きよう。
ありったけのことを、全力でやってみることだ。自分も友人も大切にしよう。
楽しみ、熱狂し、変わったことでもやってみるといい。外へ出て失敗もしよう。
生きている限り、どのみち前進はしているのだ。だからそのプロセスを、目一杯楽しめばいい!
成功だけではなく、失敗からも学ぼう!
問題の原因を見つけたら、それをつぶそう!「完璧」になる必要はない。
ただ、ひとりの人間として圧倒的な存在であればいいんだ!!” (p334-337)
トラブルは我が身のために起こる
” もし人生が、君を犠牲者にするためではなく、君がより自分らしい人生を生きるために、トラブルを起こしてくれているとしたら?
人生で起きることは、「すべて君のためになる」と信じて、常にポジティブな期待を持って生きよう。
君は、尽きることのない成長と、学びの道を生きるよう導かれていることを知ろう。 ・・中略・・
瞳を輝かせて、世のため、人のためになる力を蓄えよう!
君に恵まれたものを人と分かち合い、君の情熱を人と分かち合おう!” (p338-339)
人生を「生きる」ための原点
これを書いている時点、アンソニー・ロビンズはオーストラリアのゴールドコーストで
人生観を一変させてしまうと評判の6日間に及ぶプログラム「Date With Destiny :デート・ウィズ・デストゥニー」を開催中で
日本からの参加者も含まれているとの事。8回に渡って振り返った本の学びが、6日間、ライヴ体験を介して学べるとは
その効果に好奇心を刺激されますが、本を閉じる直前、裏表紙にかかった帯にあった
に、本の内容がよく凝縮されていると思いました。
人生で直面する様々な問題に、アンソニー・ロビンズは説得力のある回答、メッセージを発してくれますが
神田昌典さんもサインをされる際に添えられる一言
” 自分の力を信じる “
ここにすべての出発点があるのだと、改めて実感させられました。