旅行業界、全額返金は5人中1人以下
” オーストラリアでは、新型コロナウイルスを理由に旅行がキャンセルとなり全額が返金されたのは5人中1人以下であることが、消費者団体チョイスによる調査で分かった。
業界が今後も顧客から信頼を得るには、効力のある明確な消費者保護法が必要になりそうだ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
調査は今年3月、新型コロナの影響で旅行計画がキャンセルとなった4,400人を対象に行われた。
調査報告書によると、全体の90%が顧客や旅行エージェントへの返金を容易にするために法改正が行われるべきと回答した。
さらに、返金を受けた人の53%が返金されるまでに3~6カ月もしくはそれ以上かかっており、47%は1~3カ月以内だった。
10人中8人はパンデミック(世界的流行)前に旅行保険を購入したが、必要な補償は受けられなかったという。
報告書は、旅行や観光業界に特定したオンブズマンの設置の必要性を指摘し、報告書をまとめたアリソン・エリオット氏は、「欧州連合や英国のように、我々も旅行がキャンセルとなった場合にきちんと返金される権利を持つべき」と話している。
調査で多く名前が挙がったのは旅行代理店大手フライトセンター、航空大手カンタス、米民泊仲介大手エアビーアンドビー(Airbnb)など。”(出典:NNA ASIA)
コロナ禍でも最も苦境を強いられている業界ですが、必要であることは今後も揺るぎないですから、然るべき姿で存続されるべく非常時の措置は必要でしょうね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年7月12日分の掲載記事です。
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