中間記を ⬇︎
アップロード翌日、一挙
第8章 メキシコ遠征
第9章 「俺が新日本を引っ張ります」
第10章 「愛してます!」
第11章 『G1』初制覇
第12章 「ブーイングもっとください」
第13章 武藤敬司を超えた日
の6章を読み切り、新日本プロレスリング棚橋弘至選手の『HIGH LIFE 棚橋弘至自伝 I』を読了。
決め台詞、ブーイング、そして武藤敬司
読み進めた部分には、紆余曲折を経てジャイアント・バーナード選手を下し、悲願のIWGPのベルトを戴冠した際、
” そのときに「愛してます」って言ったのか、自分のことながら本当にわからないんですよ。前もって「よし、これを言おう」と思ってなかったですし、ふつうはリング上では口にしない言葉ですよね。日常でもなかなか口にしない言葉というか(笑)。
・・中略・・
あれが自分の決め台詞になるなんて、微塵も思ってなかったです。”(p258)
という誕生秘話に、
獣神サンダー・ライガーさんの
” 「棚橋弘至は自分を信じて「愛してます」を貫き、いつしかそれがないと大会が締まらなくなった。古い新日本を変えた」”(p260)
という棚橋弘至評に、
” それまでの人生、自分が鈍感で気付かなかっただけなのかもしれないですけど、人に嫌われるという経験がなかったんですよ。
生まれてから両親に慈しんで育てられ、学生時代もわりとチヤホヤされる存在ではあったので、ブーイングに対して「なんで?みんな俺のこと好きなんじゃないの?」って戸惑ったというか。”(p270)
と自身の存在がクローズアップされるにつれ拡大していった副作用に、
そして締めは、
” 武藤さんのファンになり、「ああいうスターになりたい」と思ってレスラーを目指して、なんの因果か付き人をやらせてもらって。
一緒に巡業を回り、洗濯をしたりジムに行ったりして。飲みにも連れていってもらって、レスラーとはこういうものだっていうのを間近で見てきたので、このときのドームの武藤戦ってのは本当に人生を懸けた大一番でしたよ。”(p353)
との一戦(2009年1月4日)で、武藤敬司越え(=勝利)を遂げたところまで。
いまだ自伝の折り返し地点なりて
本書を手に取ることになったのは、
昨年(2020年)読んだ大仁田厚選手の著書『人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた』での
” 棚橋(弘至)なんか「愛してます」なんてリングで言っているけど、昔は女に刺されてバイクで逃げたんだろ?どうせなら、そういうこともネタにして毒づけばいいんだと思うけどね。
・・中略・・
何か俺、棚橋のファンになってきたよ(笑)。”(p195-196)
との件を覚えていたことも一因になっていて、そういった生々しい描写は含まれていませんが ^〜^;A
全365ページの締め括りに
” (下巻へつづく)”
とあり、これだけ読んでまだ半分 ^^ 下巻刊行の際は、またサイン本争奪戦に参加しようと感じさせてくれる読後感を得られました。