先週、PROLOGUEのみを抜粋した『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』から本編で気になった箇所をピックアップ。
>> 吉田松陰の国を思い、行動する事を逡巡しない見事な生き様:『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』拾い読み <<
心 MIND、士 LEADERSHIP、志 VISION、知 WISDOM、友 FELLOW、死 SPIRIT
と章立てされ、章内で引用された吉田松陰を言葉を編訳である池田貴将さんが解説を加えたもの。
池田貴将さんは、アンソニー・ロビンズ・メソッドを学ばれていたり、
本書でのプロフィールでは「リーダーシップ・行動心理学の研究者」と紹介。
今回は「心 MIND」から三選(+ 一)。
008 なにを選ぶか、どう選ぶか
自分にとっての利益。これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、判断基準がぶれ、迷いが生まれます。
反対に、自分の利益さえ一番後回しにできるなら、やろうがやるまいが、どれを選ぼうとも、
物事は気持ち良く進んでいくものなのです。自分のことを考えると、かえって自分のためになりません。
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010 自分はどうあるべきか
反求諸己。「すべての問題の根本は自分の中にある」どれだけ大きな計画であっても、物事を動かす基本はここにあります。
計画がうまくはかどらずに悩んだときは、外部に答えを求めることなく、「まず自分はどうあるべきなのか」
雑音から距離を置いて、ひとり静かに考えてみましょう。
028 やればわかる
行動を積み重ねましょう。必要な知識や言葉は、やっているうちに身につきます。
039 なんでもやってみる
できないのではなくて、ただやっていないだけです。まだやったことがないことを、
「怖い」「面倒くさい」「不安だ」と思う感情は、過去の偏った経験が作り出す、ただの錯覚です。
実際にやってみれば、意外とうまくいくことの方が多いのです。
我を客観視してみる
全部で41ある中から、3つ選ぼうとして、相関性を感じたものを加えて抽出しましたが、
恐らく、これ、その時の心理状態によって選ぶものが大きく変わるんだろうと思います。
今の自分には、自身の在り様(を問う事)と、それを得られるべき理屈抜きの行動ですねー。
日頃、「自分は、どうあるべきか」はよく考えている事ですが、それに立ちはだかる障害物が出てきた時、
在り方に修正を加えてしまう事が多々あり、その事に気付かせてくれる今回の三選でした。