昨日、取り上げた「ゼロ秒思考」に次ぐ、kindle購入第2作の読み物は「1万円起業」。
書店で手に取って興味を持って、amazonに検索すれば紙に比べて70%程度の価格であったので、お得感もあって購入。
事例 とマインドセット(心得え)の掛け算が醸す起業へのリアリティ
もっとも手に取った後、試しにのぞいてみた amazon の書評で、ちょっとネガティヴな評価もあって、ためらったところもあったものの
読み始めると、本書で定義されているマイクロビジネス:資本無し、アイディア一つで起業が成されていった事例
“紹介例:マイルを貯めたものの使い方を心得ていないビジネスマンのために、
要望に応じてマイルを使っていく代行業アレンジで、年収750万を得た事例”
もリアリティを創出する意味で欠かせないですが、数多の起業本と違いを感じるところでは・・
簡潔に語られる起業
下記に並べた事例を土台にしたマインドセットが、平易な表現で言語化されていて
■立ち上げに必要な「たった3つ」のこと、として・・
“ビジネスを始めるには、製品またはサービス、代金を支払う意欲のある人びと、そして支払いを受ける手段の3つが必要だ。”(*14%←紙の本でいう頁数に相当/*以下同様)
■それを行うマインドセット、として・・
“自分の情熱とスキルを、他人にとって有益なものと一致させよう”(*14%)
“ビジネスを始める・・中略・・もっとも簡単な方法は、人が何を望んでいるかを先に突き止め、それを提供する手段を見つけることだ”(*15%)
“新しい仕事をつくり出す秘訣は、人びとがかなえたいと願う希望を見つけ、それを満たすことにある”(*17%)
“買いたいものは自分でつくろう。そうすれば、たぶん、他の人もそれを欲しがるはずだ。”(*17%)
“価値=交換や努力によって生じる、望ましく役に立つもの=「人々の役に立つこと」”(*18%)
“「価値」は消費者が感じる「感情的な必要性」に結びついていることだ”(*18%)
所々、立ち止まらせられる
方や「いつでも情熱の導きに従うべきだよ!」と回答する起業家は殆どいないとして
「情熱+他人の問題解決」があってはじめて、実際に利益を生むビジネスになる(*27%)
と失敗例からも格言が導かれているところも、やはり現実的で好感を持てるところです。
等々、まだ全体の30%程度しか読めていませんが、「せっかく一度の人生、自分で面白い事やってみたいなぁ」なんて思っていながらも
起業に高いハードルを感じている自分のような人間にとっては「(これなら)自分でも!」といった希望に、手引きを示してくれる意味で、読んでいて楽しく、続きから誘(いざな)われる世界が楽しみです。
神田昌典さんの持論の・・「適切な質問をすれば、得たいものが手に入る(=質問が出来る能力は即、人生の成功のノウハウにつながる)」から、脳に発する質問素材を拾い出せる事にも期待。
おまけ >> 日本の起業状況
ホリエモンこと堀江貴文さんの最新刊「ゼロ」で・・
「あなたも必ず起業できる」(p135-137)の項目の中で総務省統計局のまとめ(平成24年経済センサス)を引用され、
日本の企業数:412万(就業者数6,300万人)
(内訳)法人:約195万 / 個人経営:約217万
・・この国で働く人のうち「15〜20人に1人が経営者(幅は複数社を経営している方を考慮)」⇒ 誰でも(起業)できる